広告選びを間違えると、すべてムダになります 〜仕事に合わせた広告選定の話〜

どうも岩崎です。

先日、知り合いの経営者さんとこんな話になりました。

「広告って、正直どれがいいんですかね?なんとなくInstagram出してますけど、正直よくわかってなくて…」

はい、めっちゃわかります。その気持ち。

たぶんですけど、広告って「出した方がいいよ」って聞いたから、とりあえず出してる…って人、少なくないと思うんですよ。

でも、正直に言います。

そのままだと、お金がムダになる可能性が高いです。

なぜかというと、広告って「仕事の目的」と「見せたい相手」によって、まったく選び方が変わるからなんですね。

つまり、「向き・不向き」があるってことです。

SNS広告が向いてる人、向いてない人

たとえばInstagram広告。

オシャレな商品や映えるサービス、見た目が命のコンテンツなら強いです。

でも、すぐに行動してほしい場合は意外と弱かったりします。

X(旧Twitter)広告は拡散性が強いので、フォロワーが少なくてもバズりの可能性はあります。でも瞬発力勝負なので、構築系の仕事や関係構築には不向きだったりします。

Facebook広告はターゲットを細かく絞れるのがメリット。 でも、年齢層が高めだったり、実名での利用という点を考慮しないと響かないことも。

Google広告が向いてるケース

検索キーワードで「能動的に探してる人」に表示されるので、「いますぐ客」にはとても強いです。

逆にいうと、サービスの知名度が低すぎると検索されないので、反応が取れないケースも。

地域ビジネスやお店系には強い一方、コンセプト型の発信や教育系には少し工夫が必要です。

Google広告は「いますぐ検索しているお客さん」に会えるツール。 つまり広告費が無駄になりにくい反面、そもそも検索されなければ始まらないという弱点もあります。

LINE広告・YouTube広告など

LINE広告は日常に溶け込んでいるので、リーチの幅は広いです。が、直接CV(購入や予約)させるには設計が重要になります。

YouTube広告は「認知」にはとても強いですが、見てもらえるまでの3〜5秒が勝負。動画の構成が命です。

特にYouTube広告は、広告色が強いとスキップされやすいです。

だから「広告っぽくない広告」を作る視点がとても大事。

広告は「どれがいい?」ではなく「誰に何を届けたいか?」

広告って、ジャンルごとに優劣があるわけではありません。

「どんな人に、どんな印象を届けて、どんな行動をしてもらいたいか」

この視点を先に決めて、それに合う広告媒体を選ぶのが一番ムダがないんです。

広告の選び方で失敗する人は、ここを曖昧にしたまま広告をスタートしてしまうことが多いです。

仕事の流れの中に広告を組み込む

広告は、単体で動かすものじゃなくて、「流れの中の入り口」なんです。

だから、広告に求めるのは「集客」じゃなくて「導線のスタート作り」。

最初に見てもらった人が、次に何を見て、どこで信頼を感じて、どうやって申し込むのか。

この一連の流れの中に、広告を配置していくんです。

広告選定の失敗を減らすには、この「流れの中での役割」を明確にすることが重要です。

P.S.

ちなみに私も最初、広告って「アクセスさえ増えれば売れる」と思ってた時期があります。

でも実際は、アクセスが増えても反応が出ない。

よくよく調べてみたら、「見せたい人」に「見せたい形」で届いてなかったんですよね。

広告は使えば効果が出る魔法じゃなくて、ちゃんと使えば効率よく届けられる道具です。

だからまずは「何を、誰に、どう届けたいか?」ここをハッキリさせてから、広告を選んでくださいね。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。