AIで量産型コンテンツが溢れるほど、個の価値はむしろ上がっていく

この記事の要点

  • AIで量産型コンテンツが増えるほど、情報そのものの価値は下がりやすくなります。
  • その一方で、その人にしか出せない視点や言葉、世界観の価値は相対的に上がっていきます。
  • AIを使って個の価値が上がる人と、逆に薄まる人に分かれていく時代に入っています。

どうも岩崎です。

最近、SNSもブログもほとんど見なくなりました。

というより、SNSはもうやめました。

別に得るものがないとか、そういうカッコいい話でもなくて、単純につまらなくなったんですよね。だったらテレビを見ている方が楽しいし、楽だなと思うようになりました。

たまに流れてくるものを見ても、情報量はある。整ってもいる。でも、なんか薄い。誰が書いたのかわからない感じがする。読んでいると疲れる。

これ、AIで量産されたコンテンツが増えた影響もかなり大きいと思っていて、この傾向はこれからもっと強くなると思うわけです。

溢れているものの価値は下がって、少ないものの価値は上がります

経済の基本って、結局ここなんですよね。

溢れているものの価値は下がる。少ないものの価値は上がる。

AIで量産された文章、AIで整えられた画像、AIでそれっぽく作られた発信。こういうものが大量に出てくれば出てくるほど、情報そのものの価値はどんどん薄まっていきます。

でも逆に、その人にしか書けない文章、その人にしか撮れない写真、その人の視点からしか出てこない話は、相対的にどんどん貴重になっていくんですよね。

要するに、量産型が溢れるほど、個の価値は上がるということです。

整っているのに読めないものが増えるのは、誰もいないからです

AIっぽい文章って、何が問題なのかというと、間違っているとか、破綻しているとか、そういうことじゃないんですよね。

むしろ整っていることが多いです。

でも、誰もいない感じがする。

読んでいて、うまく言えないけど体温がない。どこかで読んだことがある。便利だけど残らない。そんな感じですね。

感度の高い人ほど、この違和感に気づきやすいと思っています。整っているけど、なんか読む気になれない。そういう反応は、たぶんこれからもっと増えます。

つまり、AIを使うこと自体が問題なんじゃなくて、AIを使った結果、誰のものでもない感じになることが問題なんですよね。

写真も同じで、綺麗に撮れることだけでは弱くなっています

写真でも、かなり実感しています。

スマホのカメラ性能が上がって、誰でもかなり綺麗な写真を撮れるようになりました。昔ならプロっぽく見えたものが、今は普通に撮れる。

となると、プロに求められるものは変わります。

単に綺麗に撮れることじゃなくて、その人にしか撮れない世界観とか、その人の眼でどう切り取るか、そっちが大事になるんですよね。

技術の差が縮まるほど、個性の差が際立つ。これ、文章でも写真でも、たぶん同じことが起きています。

AIで個の価値が上がる人と、逆に下がる人に分かれます

ここが一番怖くて、一番面白いところです。

AIを使うことで、個の価値が上がる人と、逆に下がる人に分かれていきます。

AIで効率化して、その空いた時間を、自分にしかできないことに使う人。この人は、たぶん強くなります。

一方で、AIに任せて、どこにでもある量産型を大量に出すだけになる人。この人は、逆に薄くなっていきます。

プラスマイナスゼロじゃないんですよね。逆ブランディングになる可能性がある。これが一番怖いパターンです。

便利だから使う、はもちろんいいんです。でも、使った結果として自分が薄まるなら、それはかなり危ないです。

個を出すのが苦手でも、今こそ少しずつ出した方がいいです

個を出すのが苦手、自分の意見を発信するのが怖い、という方は多いと思います。

でも、今がまさに変わり目です。

量産型が増える時代に、ちゃんと個が出ている人は、それだけで読める、信頼できる、という感覚を持ってもらいやすくなります。

別に大声で主張しろという話じゃないです。日常の中にある価値観とか、ちょっとした違和感とか、なぜそう思うのかとか、そのへんを少しずつ言葉にしていくだけでも違います。

誰のものでもない文章より、その人の癖が少し残っている文章の方が、今はむしろ読まれやすいんですよね。

AIで量産型コンテンツが溢れるほど、個の価値はむしろ上がっていく

AIで量産型コンテンツが増えれば増えるほど、情報そのものの価値は下がります。

でもその一方で、その人にしか出せない視点、その人の言葉、その人の世界観の価値は上がっていきます。

だから大事なのは、AIを使わないことじゃないんです。AIを使いながらも、自分が消えないことなんですよね。

整えるのはAIでもいい。でも最後に、自分の温度、自分の眼、自分の言葉が残っているか。たぶんここが、これからますます大事になります。

明日は、AI活用の実体験をもう少し具体的に話します。

それでは。

よくある質問

AIを使うこと自体が悪いのですか?

悪くありません。問題は、AIを使った結果として誰のものでもない量産型になることです。効率化に使い、自分にしかできない部分を残すならむしろ強くなれます。

なぜAI時代に個の価値が上がるのですか?

どこにでもある情報が増えて希少性を失うからです。量産型が溢れるほど、その人にしか出せない視点や言葉の価値は相対的に上がっていきます。

AIっぽさを減らすにはどうすればいいですか?

整えた後に、自分の体験、自分の違和感、自分の言い回しをちゃんと戻すことです。便利さのあとに、自分の温度を入れ直す作業が大事です。

P.S.

AIっぽい文章かどうかって、案外バレるんですよね。整いすぎている、抑揚がない、どこかで読んだことがある感じ。だからこそ、AIを使いながらも、自分の言葉を最後にちゃんと残すことが大事だと思うわけです。

いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。