仕組み化=サボることじゃない。仕事の視点をズラすだけ

どうも岩崎です。

先日、昔からの知人にこんなことを言われました。

「仕組み化とか自動化って、なんかサボってるみたいで苦手なんだよね」

うん、わかる。気持ちはわかる。 でもこれ、考え方の重心がズレてるんですよ。

仕組み化って、サボるためにやるんじゃないんです。

むしろ「やるべき仕事にちゃんと集中するために、やらなくていい仕事を前もって片付ける」という話なんです。

毎回やってるがんばりは、意外と仕事の邪魔をしている

たとえば、お客さんから来る「同じ質問への返信」。

  • その都度LINEで丁寧に答える
  • 気を遣ってフォローの一言を添える
  • ついでに他の情報も伝えてあげる

これ、全部「いいこと」ではあるんですけど、 ずっとそれを繰り返してると、結局「今日も何も進まなかったなぁ…」ってなるんです。

で、ここでよくある勘違いが 「いやいや、手を抜かずにやってるんだからOKでしょ?」 っていう自己肯定。

いや、真面目なのは素晴らしい。 でも「進まない」なら、やり方を疑ってもいいんです。

仕組み化は今をラクにする話じゃない

本質的に、仕組み化って「未来に時間を残す行為」なんですよね。

例えば、よくある質問をPDFにしておくとか、 動画で一度だけ説明してリンクを送るようにしておくとか、 予約の流れを画像1枚にして送るとか。

これらって、作るときはちょっと手間です。 でも、それが1回できると、そのあと100回分くらい仕事がラクになる。

それはラクしたというより、先に片付けておいたという感覚。

視点をズラすと、仕事が続けやすくなる

毎回同じことをやってると、 やってるつもりなのに進まない仕事が溜まっていきます。

だから、一度立ち止まって視点をズラしてみてほしいんです。

「今すぐやること」より、

「この先10回くり返しそうなこと」を優先して仕組みにする。

この視点に切り替えるだけで、 驚くほど心がラクになります。

「サボる」って感じるのは、その瞬間だけを見てるから。

仕事って、何度も繰り返すものこそ、仕組みでカバーした方がいいんです。

空いた時間は、より価値あることに使えばいい

で、よくある反論がこれ。

「時間が空いたら何すればいいかわからない」

…いや、やりたいこと、あるでしょう?(笑)

  • サービスを改善する
  • お客さんの声を聞く
  • 商品の魅せ方を整える
  • あたらしいチャレンジを考える

つまり、空いた時間って休むためじゃなくて、 「本当にやるべきことに再投資する」ためのものなんですよね。

だから、仕組み化ってサボる話じゃない。

むしろ、やるべきことをちゃんとやるための準備なんです。

ではまた。

P.S.

コーヒーを淹れる時に、豆を挽いて、お湯を沸かして、少し注いで蒸らして…って、 あの一連の流れ、実はけっこう好きなんですよね。

でも、忙しい朝はその時間が取れないこともあって、 前日の夜に豆だけ挽いておくことにしてるんです。

これだけでも、朝のバタバタがだいぶ減る。

全部を自動にするんじゃなくて、 視点をちょっと前にずらすだけで、 気持ちにも余裕が生まれるなーって、改めて思いました。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。