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ママさんオリンピック代表選手が二刀流を続けられる理由

どうも、岩崎です。

東京オリンピックで団体戦の銀メダルを獲得したアメリカの馬術選手、エイドリアン・ライル選手の特集を観ました。ライル選手は昨年10月に娘のベイリーを出産したばかりですが、彼女の情熱は冷めることなく、パリオリンピックの代表にも選ばれました。

https://www.usef.org/team-usa/athletes/adrienne_lyle

母親としての役割とアスリートとしての挑戦を両立させるため、ライル選手は「トレーニングに集中するだけでなく、母親としての役割や時間配分を見極めることが重要になった」と語っています。

母親でありながら世界のトップレベルで競技を続ける姿は、多くの人々に勇気と感動を与えています。

で、何が言いたいかっていうとですね「こんなに頑張っている人がいるんだから、私たちも頑張ろうぜ!」・・・ではありません。

私が大事だと感じたのはそこじゃなくて、彼女のある発言です。

彼女は「つらくないです。楽しいです」っていう言葉。

私はいつも「苦痛なことは続けられないから、根性だけに頼るのは危険」ってことを言っています。

ライル選手は確かに素晴らしいですが、彼女は強制されているわけでもなく、苦痛に耐えながら今の生活をしているわけでもありません。彼女自身がやりたいから、そして楽しいから、やっているのです。大変なことも含めて。

bored formal man watching laptop at desk

ビジネスって単発バイトとは違います。

何年も何十年も続けるもの。あなたも1年で今の仕事をやめるつもりはないですよね?

もし根性だけで乗り切ろうとすると、今日明日はなんとか乗り切れても、そんな苦痛を何年も何十年も耐えないといけなくなります。そんなこと、できますか?

私は絶対にいやですね(笑)。

じゃあ、どうすればいいか?

もちろん、努力を一切しないとか、苦痛を一切感じないとか、やりたくないことは一切しないとか、そんなのはムリです。

でも、その中でもできるだけ苦痛を避けるように工夫したり、楽しんでやれるように工夫することがものすごく大事です。

途中で耐えきれなくなっちゃったら元も子もないので。

その工夫は色々ありますが、以下の内容が参考になるかと思います。

あなたを動かし続ける2つの動機

その時のポイントになるのが「内発的動機付け」です。

何度かご紹介しているので耳タコかもしれませんが、楽しいと感じることや、やりがいを感じることが大切です。

反対に「外発的動機付け」は、お金や他人からの評価、罰などですね。

「内発的動機付けがないとモチベーションを保つのは厳しいですよー」との研究結果がたくさんあります(特にクリエイティブなことや長期的なこと)。

具体的には、この内発的動機付けの要素の中に

  • 自律性
  • 熟達

が含まれています。

これがあるからこそ、人はやる気を出せるし長く続けられるんですね。

  • 「人に命令されてやっているんじゃなくて、自分の意志でやっているんだ!」(自律性)
  • 「おお、めっちゃ上手くできるようになってきた!楽しい!」(熟達)

こういった感覚、つまり「成長」を感じることが重要です。

私がクライアントさんに、売上だけでなく「成長」を重視してもらっている理由がこれです。もちろん、私自身も日頃から成長を重視しています。

私は自分が根性で何ヶ月も嫌なことを我慢できるレアキャラではなく、99%の人に当てはまる普通の人間だと分かっていますからね(笑)。

だからこそ、科学的な結果を優先して採用します。

「ノウハウを知る」ことも大事ですが、それだけでは結果を出すのは難しいです。

知っても、行動できなければ意味がありません。

「手間」と「売上」を天秤にかけたら、だいたいは面倒くささが勝つ

私は仕事柄、クライアントさん以外からもビジネスの相談を受けることが多いのですが、実際に行動まで移せる人はかなりレアです。でも、これは仕方ないことです。

私が同じ立場でも、おそらく行動しないでしょう。

なぜかっていうと、「儲かれば嬉しいけど、死ぬほど困っているわけじゃない」からです。みんな売上は上げたいですよね?私だって上がれば嬉しいです。

でも、売上を上げるためには行動しなきゃいけないですし、そのためには色々なものを差し出さなければなりません。遊ぶ時間、寝る時間、テレビを見る時間、調べる労力、考える労力、手を動かす労力、必要なものに投資するお金など。

これを天秤にかけると、ほとんどの場合「やらなくていいや」を選んでしまうんですね。

もちろん、どちらの決断が良いとか悪いとかはありません。

ただ、ほとんどの人は死ぬほど困っていなければ「行動しない」方に流れやすいです。

大きな変化は脳がNOと言いますから。

死の危険があっても体に悪い習慣をやめられない人たち

例えば、「今〇〇をやめないと【明日】確実に死にますよ」と言われたら、ほとんどの人は〇〇をやめると思います。明日死んじゃうんですから。

でも、「今〇〇をやめないと、寿命が縮みますよ」くらいでは、ほとんどの人がやめられませんよね。

それくらい、人間の意志は弱いですし、行動するための明確なエネルギーがないと行動するのは難しいんです。こう考えると、苦痛を感じながら行動できないのは、ある意味で当然ですよね。

途中で心が折れても、続けられなくても、何ら恥じることはありません。それが人間なら普通のことです。

「続けられなかった時」に私たちがやるべきことはただ一つ

「自分はダメなやつだ…」と自己嫌悪に陥るのではなく、

「あー、今回は途中でやめちゃったな。でもこれは自分の意志が弱かったんじゃなくて、続けられないこと(やり方)をやろうとしちゃってたんだな。ここを工夫しなきゃ」と考え、対策を立てることです。

  • 他の方法はないか?
  • 他に楽しめる工夫はできなかったか?

ということですね。

同じ努力をするなら、「苦痛なことを我慢する努力」ではなく、「苦痛を感じないためにはどうしたらいいか?を考える努力」の方が良いと思いませんか?

前者は、仮に耐えられてもメンタルを疲弊させます。そんなやり方では成果の効率も悪く、楽しくないからです。

でも、後者はメンタルを疲弊させません。楽しいから続けられますし、少しずつでも確実に前進していけるからです。

ライル選手のように、苦痛を感じるのではなく、楽しみながら目標に向かう姿勢を持つことが、私たちにも大切です。

動機付けはめちゃくちゃ大事ですよーってのがわかる動画

ちなみに内発的動機付けがパフォーマンスが良くなるって研究は山ほどあるんですけど、興味のある方はダニエル・ピンクっておじさん(アル・ゴア元副大統領のスピーチライター)のTED動画を見るとわかりやすいです。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。

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