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週に一度のコミュニティ参加で、介護リスクが低くなるって本当?

どうも岩崎です。

日本全国には、半年以上自宅に閉じこもっている中高年の「ひきこもり」状態にある人が、なんと61万人以上もいるんです。この驚くべき数字を、2019年に内閣府が発表しました。さらに驚くべきことに、その中の7割が男性で、引きこもり期間が7年以上続いている人が半数を占めているそうです。その主な理由は「退職」。社会とのつながりが断たれることで、人はどんどん内向きになってしまうんですね。

なぜ「ひきこもり」が問題なのか?

ひきこもり状態が続くと、まず身体的な衰えが深刻な問題になります。しかし、それ以上に怖いのが認知機能の低下です。九州大学が行った研究によれば、65歳以上の認知症のない人たちを5年間追跡調査した結果、孤独感を感じている人は、そうでない人に比べて認知症を発症するリスクが高いことがわかりました。

また、スウェーデンのカロリンスカ研究所でも、地域のクラブやボランティア活動に定期的に参加している人々は、記憶力や注意力といった認知機能が維持されやすいことが報告されています。つまり、人とのつながりが、認知機能の低下を防ぐ大きな要因となるのです。

厚生労働省が推進する「通いの場」

こうした現状を受けて、厚生労働省は「通いの場」を全国に広げています。これは、地域の住民が気軽に集まれる場所で、体操や料理教室、さらに多世代交流ができる子ども食堂との連携などが行われています。現在、全国に10万か所以上の「通いの場」が設置されているそうです。

週に一度の参加が介護リスクを低下させる理由

富山大学の研究によれば、過去3年間「週に1度程度」この「通いの場」に参加した高齢者は、介護リスクが低下していることが明らかになっています。また、これらの高齢者は、健康的な生活習慣を持ち、フレイル(虚弱状態)になるリスクが低いことも示されています。

人との交流が脳と体に与える影響

外に出て、人と交流することがいかに大切かがわかります。地域のボランティアや趣味の教室に参加することで、介護リスクを下げ、元気な100年時代を迎える準備をしましょう。年齢を重ねても、社会とのつながりを持ち続けることが、健康で長生きするためのカギとなります。

まとめ:なぜ「週に一度のコミュニティ参加」が重要なのか?

  1. 認知機能の維持: 孤独感が認知機能の低下を引き起こすため、他者との交流が不可欠。
  2. 健康的な生活習慣の維持: 定期的な活動参加が、身体的な健康を守る。
  3. 介護リスクの低減: 研究が示すように、社会的な繋がりが介護リスクを減らす。

ぜひ、地域の活動に積極的に参加して、健康で充実した毎日を過ごしてくださいね。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。

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