どうも岩崎です。
「このサービス、なんで売れないんだろう…」
そんなとき、見直すべきポイントって、実は“伝え方”じゃなくて“流れ”だったりするんです。
たとえば、いきなり「買ってください!」って言っても、
その時点でお客さんが「ちょっと気になってるだけ」だったら、引いちゃいますよね。
それ、感覚的にはわかってるつもりでも、実際の発信で見落としてることが多い。
ここで出てくるのが「カスタマージャーニー分析」って考え方です。

カスタマージャーニーって何?
カンタンに言うと、
お客さんが「興味を持つ」ところから「買う」ところまでにたどる気持ちの道筋
のことです。
- なんとなく知る(認知)
- 気になって調べる(情報収集)
- 他と比べる(比較)
- 信頼できるか判断(検討)
- よし、やってみよう(行動)
このステップをすっ飛ばして、いきなり「申し込んで!」は、
まるで初対面の人にプロポーズするようなもんです。
そりゃ引かれるよね、って話。
気持ちの流れを無視すると、すれ違う
これ、ほんとによくあるんですが、
- SNSでいきなり「お得なプランあります!」
- ブログでずっと「ウチのサービスはすごいです」連呼
これって、気持ちの流れを見ずに、いきなり“クロージング”してる状態なんですよね。
でも実際は、お客さんはもっと手前にいる。
- 「これ、私に関係あるかな?」
- 「どんな人がやってるんだろう?」
- 「自分にもできるかな?」
そういう“探り”の中にいることが多いんです。
写真とジャーニーの関係
私はずっと写真をやってきましたが、
「今この瞬間の気配」を撮るって、実はジャーニー分析とすごく似てます。
“今どこにいるのか?”
“どんな気持ちなのか?”
これが見えてないと、どれだけいい構図でも伝わらない。
マーケティングも同じで、
「今この人がどのフェーズにいるか」を読み取らないと、反応はもらえません。
難しそうに見えるけど、実は“観察”と“共感”の話
「カスタマージャーニー分析」って言葉だけ聞くと、
なんか難しそう、専門家がやるものっぽい…って感じるかもしれません。
でも実際は、
- お客さんの立場になって考える
- 自分ならどういう順番で行動するか?を想像する
それができればOKです。
ツールよりも、“想像力”と“共感力”。
よくある失敗パターンとヒント
- いきなり売ろうとする
→「その前に、あなた誰?」って状態です。 - 比較・検討の材料がない
→「他とどう違うの?」が説明されてない。 - 信頼される情報がない
→顔が見えない、口コミがない、実績がない。
改善のヒントはシンプル。
「今、その人はどこにいるか?」
「何を知りたいフェーズか?」
それを意識するだけで、発信の質はガラッと変わります。
「お客さんの旅」を一緒に歩くつもりで
カスタマージャーニー分析って、
つまりは“お客さんの気持ちの旅路”を想像するってこと。
ゴール(購入)だけ見て突っ走るんじゃなくて、
「この人、今どの地点にいるかな?」
「そこで必要な言葉って何だろう?」
って一緒に歩くイメージです。
だから売れないとき、見直すべきなのは「売り文句」じゃなくて「旅の途中」だったりするんですよね。
共感を忘れず、ちゃんと足並みを合わせていきましょう。
ではまた。
音声
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