どうも岩崎です。
私は写真を信じてます。
昔からずっとそうで、今でも「写真は誰でもすぐにできる、一番手軽で正直なツール」だと思ってるんですよね。
構図をちょっと意識するだけで、見えてなかったものが見えるようになるし、何気ない一瞬が“伝わる”ようになる。
で、最近つくづく思うんですが、これって「データを見る」ってことにもめちゃくちゃ通じてるんです。
たとえば、「この商品ウケそうだから広告出してみた」→でも全然反応がない。
これって、なんとなく撮った写真が“伝わらない”のと一緒。
狙いがズレてるんですよね。
でも、ちょっと視点を変えて数字を見てみたら、
「あ、この導線が悪かったのか」とか
「そもそも見せたい人が違ったのか」ってわかってくる。
つまり、売れない理由って「センスがないから」じゃなくて、「見えてなかっただけ」。
写真で言えば、「ピントが甘かっただけ」。そこに気づけるかどうか。

データドリブンマーケティングってなんなの?って話
カンタンに言うと、「データに基づいて動く」ってこと。
「こうじゃないかな?」って感覚じゃなくて、
「数字がこう出てるから、こう動こう」って判断していく考え方です。
たとえば、「20代女性向けの商品」って思ってたけど、
実は一番買ってるのは30代後半だった、みたいな話。
それ、ちゃんと数字を見ればすぐわかる。
でも、見てないと気づけない。
写真でいうと、露出がズレてるのに気づかず現像してるのと一緒。
「なんか薄いな〜」じゃなくて、ちゃんと露出メーター見てたらすぐ修正できる。
それとまったく同じ感覚です。
感覚だけで動くと、見誤ることがある
「このLP、雰囲気いいよね」って言っても、実際には開いてすぐ離脱されてた。
「このキャッチコピー刺さるはず!」と思ったけど、全然クリックされない。
それ、感覚じゃわからないんですよね。
でも、数字を見ると、お客さんの“無言の反応”が見えてくる。
逆に、「これちょっと地味かな?」って内容でも、しっかり読まれてたり、問い合わせに繋がってたりする。
ここがデータのすごさ。
写真と一緒で、「見えたものが真実」です。
データで“気配”が読めるようになる
数字をずっと見てると、ほんとに“人の気配”がわかってきます。
「あ、ここでページ閉じてるってことは、何か不安を感じたんだな」とか、
「このボタン押されてないのは、手前の文章の印象かもな」とか。
まさに写真と同じ。光の入り方、表情の揺らぎ、構図の違和感。
“違和感”を感じ取る力って、観察からしか生まれないんですよね。
それを“データ”ってレンズを通して見てるだけ。
データドリブンで動く5つのステップ
- データを集める
アクセスログ、SNSの反応、購入履歴、開封率…とにかく“お客さんの足あと”を集める。 - 傾向を読み取る
どのページで離脱してる?どんな商品が一番見られてる?
ここで“構図”が見えてきます。 - 戦略を立てる
誰に、何を、どう見せるか?構図が見えたら、次は“どのレンズで撮るか”を決める段階。 - 実際に打ってみる
広告・SNS・メール配信など、方法は何でもOK。ただし、あくまで“分析結果ありき”。 - 結果を見て改善する
ここが一番大事。撮った写真を見返すように、「ちゃんと伝わったか?」を確認して、また撮り直す。
うまくいく人が押さえてる4つのポイント
- 目的がはっきりしてる
なんとなく見ても、なんとなくしか見えてこない。
「何を知りたいか?」が明確な人は、見るポイントもズレない。 - 見るべきデータを絞ってる
なんでもかんでも拾ってたら迷子になります。
ピントを合わせるには、どこにフォーカスを当てるかが大事。 - チームやツールが活きてる
分析ができる人・見やすくするツール・意見を反映できる体制。全部“写真の現像工程”と似てます。 - 改善サイクルをちゃんと回してる
出して終わりじゃなくて、見直して、また試す。
これを繰り返せる人が最終的に成果を出していきます。
実際にやってみたらこうなった話
① ECサイトのおすすめ商品改善
あるショップで「商品見てもらえないんです…」って相談。
データを見ると、トップページからの離脱が早くて、導線がバラバラ。
レイアウトとおすすめ商品の見せ方をデータ通りに調整しただけで、購入率が1.5倍に。
「感覚でやってたときは、見えなかったです」と言ってました。
② SNS広告のターゲティング修正
「広く出した方が見てもらえるはず」ってよくある発想ですが、
実際にデータを見てみたら反応してるのは「35歳前後で××に興味がある層」だけ。
そこにだけ広告を出したら、クリック単価が1/3になりました。
数字を見れば、無駄な動きが減らせる。ほんとにこれは大きいです。
データは冷たいようで、実は“お客さんの気持ち”が詰まってる
私は、写真って“感情を写す道具”だと思ってます。
見えるようになれば、表情の違いも、空気感も伝わる。
データもそれと一緒。
「お客さんの気配」を、数字というカタチで教えてくれてるだけなんです。
だから、思ったように売れないとき、まず見るべきは“感覚”じゃなく“数字”。
そこから気づきが生まれて、伝わり方が変わる。
写真と同じで、「撮り直せばいい」。
大事なのは、ちゃんと“見てるか?”ってことだけです。
ではまた。
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