どうも岩崎です。
この前、机の引き出しから出てきたのが…20年前の自分の名刺。
開業したてで、いっちょ前にロゴまで作って、フォントは某有名ブランドのパクリみたいなやつ。肩書きはとてもここで書けるようなものではない恥ずかしい名前。
その名刺を見て思ったんです。
「ああ、あの頃って似合ってない服を着てたな」と。

売れてるのに、しんどい
よく「売上は立ってるんですけど、なんかしんどいんですよね…」って相談を受けます。
それ、私も経験あります。
一時期、SNSもがんばって更新して、反応もよくて、お申し込みも増えて。でも、ぜんぜん嬉しくないんですよ。
むしろどこか疲れてる。
これ、やってみた人にしかわからない感覚なんですが、
「好きなことで結果は出てるはずなのに、心が削れていく」
っていう矛盾。
でもある時、ふと気づいたんです。
「これって、服が合ってないだけだな」って。
誰にでも合う服は、誰にも響かない
昔の私は、「なるべく多くの人にウケること」を狙っていました。
それこそコピーも、写真も、見せ方も「当たり障りない感じ」にして。
でも、それで集まる人って…だいたい合わない(笑)
私のことを好きというより、「なんか便利そうだから」って来る感じ。
で、やっぱり関係も続かないし、仕事自体もどこかつまらない。
要するに「売れてるのに疲れる」ってこの状態なんですよね。
じゃあどうすればいいか?
これはもう、シンプルです。
たった一人のために服を仕立てるっていう考え方に変えること。
この考え方に変えたきっかけは、あるお客さんの言葉でした。
「岩崎さんって、すごく丁寧に言葉を選びますよね。そこが、いいなと思って…」
あ、これだ。
この人みたいな人に、ちゃんと届けばいい。
それからは、もう誰にでもウケようとしないし、むしろ「読まなくていいです」っていう気持ちで書くようになりました。
でも、そうすると不思議なもので、ぴったり合う人だけが残ってくれるんですよね。
どの服が「自分らしい」のか?
たとえば、私が昔やってたのは「Instagram集客」。
でも、更新に追われてるうちに、「これって本当に自分がやりたい仕事のための時間なんだっけ?」って思うようになって…。
気づいたら、発信のための発信。誰の顔も思い浮かべずに、数字だけ見てる状態でした。
でも、今は違います。
「顔は見えないけど、あの人に届くといいな」って思いながら書いてる。
だから、読まれなくてもあんまり落ち込まないし、少しでも反応があるとめちゃくちゃ嬉しい。
これが、自分に似合う服を着るってことなんだと思います。
疲れてるのは、あなたが悪いんじゃない
心が疲れる仕事をしてると、「自分が間違ってるんじゃないか」って思いがちです。
でも、違います。
その服が、たまたまあなたに似合ってなかっただけです。
だから、無理して着なくていいんです。脱いでもいいんです。
「これ、ちょっと着ててラクだな」
「これ、何年でも着てたいな」
そう思えるやり方を探すだけで、仕事ってめちゃくちゃ変わります。
私も、まだまだ探し中です。
ではまた。
P.S.
そういえば先週、なにも考えずにスーパー行って、
「使えそう」と思って買った食材を家に帰って並べてみたら、全部似たような味のやつでした(笑)
目的がはっきりしてないと、なんとなくで選んじゃう。
そして後で「なんか違ったかも…」ってなる。
これって、関わる相手も同じかもしれませんね。
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