どうも岩崎です。
昔、とある店舗の撮影を頼まれて行ったときのことなんですが…
店主さんから「カメラ詳しいスタッフがいるから、その人が構図とかも全部指示してくれると思います」と言われたんですね。
で、現場に行ってみたら、その“ちょっとカメラ詳しいスタッフ”が出てきて、「F値は下げたほうがいいと思います」「ホワイトバランス、蛍光灯で合わせましたよね?」みたいなことを自信満々に言ってくる。
たしかに、多少知識はあるのかもしれない。
でもね、「写真でお客さんの心を動かす」って、カメラの設定だけの話じゃないんですよ。
むしろ、大事なのは
- どの構図で伝えるか?
- どんな雰囲気を切り取るか?
- この店がどんな印象を残したいか?
という本質の部分だったりします。

DX担当=ちょっと詳しい人に任せる危うさ
これ、DXでもまったく同じことが起きてると思ってます。
たとえば、「この人パソコン詳しいから、DX担当お願いしよう」っていうパターン、よくありますよね?
でも実際は、「表計算が少しできる」「LINE公式の管理はしてる」「クラウドに保存くらいは使える」っていうレベルだったりするわけです。
このくらいのITリテラシーがあると、ツールの設定や操作は得意。
でも、「社内全体の業務フローをどう変えるか」とか、「誰にどんな負担がかかってるのか」って話になると、急に視野が狭くなる。
「便利だけど使われないDX」が生まれる理由
だからよくあるんです。
- 現場が混乱してるのに「便利な機能なんですけどね」で押し切る
- 手間が増えてるのに「デジタル化だから大丈夫」と思ってる
- 誰も使ってないのに「一部で動いてるから成功」と錯覚してる
これ、全部本質が見えてないからです。
DXの本質は「人と価値」にある
DXって「ツール導入すること」じゃないんですよ。
本当の目的は、ムダを減らして、人が価値ある仕事に集中できるようにすることなんです。
だから、最初にやるべきなのはツール選びじゃなくて、
- 誰が困っているのか?
- どの作業が非効率なのか?
- どうすればラクになるのか?
ここを考えることです。
写真もDXも「伝える」がゴール
写真でもそうでしたが、「ちょっと詳しい人」に任せると、カタチばかりの写真になってしまう。
伝えたいことが抜けているんですね。
DXも同じで、「機能を使える人」が主導すると、結局“使えない仕組み”ができあがる。
ツールを入れただけで現場のストレスが増えてしまった…なんて話は、もう何度も聞きました。
仕組みを動かすのは人の視点
結局、DXって思考の仕事なんです。
「詳しい人に任せればいい」ではなくて、
「この人は社内の流れを把握してるか?」
「現場の人の気持ちを汲み取れるか?」
「全体を見渡して考えられるか?」
そこを見ないと、いい仕組みはできません。
知ってる=できる、ではないし、
使える=動かせる、でもない。
だからDXを考えるときは、
ツールより先に「人」を見ましょう。
ではまた。
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