どうも岩崎です。
「全部デジタルにしなくていいですよ」
よくこう言っています。
DXの話になると、「うちもやらなきゃ…でもどこから手をつければいいかわからない」と悩む人が多いんですよね。
業務のデジタル化を進めようとすると、「あれもこれも」と手を広げたくなる気持ち、めちゃくちゃわかります。
「全部を完璧にDX化できれば、理想的な会社になれる!」
…そう思っていた時期が私にもありました(笑)
でも実際のところ、そんなことは 不可能 なんですよね。
現場では、紙の伝票をやめるだけで業務が劇的に楽になるのに、なぜか 「DXなら最先端のシステムを導入しなきゃ」 って思い込んでしまう。
その結果、使いこなせないツールを導入して 余計に仕事が増える という本末転倒な事態に陥る。
実際、DXにうまく取り組んでいる中小企業は 「必要な部分だけ」 デジタル化しています。
大事なのは どこをDX化すれば、負担が減って売上につながるのか を見極めること。
「DXってやったほうがいいの?」と思っているなら、まずは 最小限のステップ から考えてみましょう。
具体的にどうすればいいのか、一つずつ解説します。

DXに予算をかけずに始める方法
1. 紙の書類を減らすだけで大きな変化がある
「DX」と聞くと、AIや自動化の話を想像する人が多いんですが、実は 紙の書類を減らす だけでも大きな効果があります。
- 見積書や請求書をPDFで送るだけで、印刷・郵送の手間がなくなる
- 社内の稟議書をデジタル化すれば、決裁のスピードが上がる
- 契約書を電子化すれば、印鑑のためだけに出社する必要がなくなる
これだけで時間もコストも大幅に削減できます。
最初のステップとして、 「紙の書類をデジタルにする」 だけでも効果は抜群です。
2. 無料ツールを活用する
DXというと「システム導入にお金がかかる」と思われがちですが、実際は 無料でできることも多い です。
- Google DriveやDropboxでファイルを共有すれば、紙の資料をなくせる
- SlackやChatworkを使えば、メールよりもスピーディーに連絡が取れる
- 会計ソフトのクラウド版を使えば、経理業務を大幅に効率化できる
「お金をかけて大規模なシステムを入れる」よりも 「無料ツールを活用して、今の仕事を少し楽にする」 という考え方が大事です。
3. 無理にすべてを変えようとしない
DXの落とし穴として 「一気に全部をデジタル化しようとして、結局使いこなせず失敗する」 というパターンがあります。
例えば、紙の伝票を一気になくして、いきなりクラウド管理に移行 しようとすると、現場が混乱してしまう。
その結果、「やっぱり元に戻そう」となり、時間とお金を無駄にしてしまう。
そうならないためにも、「変えやすいところから」 やるのがポイント。
- まずは「請求書のデジタル化」から始める
- 次に「社内の紙の申請書をなくす」
- 慣れてきたら「クラウドでのデータ管理」に移行する
こんなふうに 少しずつ進める のが良いわけです。
まとめ
「DX=すべての業務をデジタル化」ではありません。
大事なのは、どこをデジタル化すれば仕事が楽になるのか? という視点を持つこと。
無理に高額なシステムを入れなくても、
- 紙の書類を減らす
- 無料ツールを使う
- 少しずつ進める
だけで、DXの効果はしっかり出ます。
「DXって難しそう」と思っていた人も、まずは できることから始めてみる だけで、仕事の効率は確実に上がります。
いきなり全部を変えようとせず、「最小限のDX」 から始めてみてください。
ではまた。
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