「効率化したいのに忙しい人へ」時間の流れを整えるだけの仕事術

どうも岩崎です。

最近、朝にドライヤーをかけてる時に、ちょっとしたことに気づいたんです。

いつも左側の髪から乾かして、右に戻って…って、完全に無意識のルーティンだったんですが、ある日ふと順番を変えてみたら、びっくりするくらい早く乾いたんですよ。

「え、たったこれだけで?」って思うくらいの変化。

なんでかっていうと、普段って「左→右→左に戻る」みたいな感じでやってたんですけど、 この戻るの動きが実はかなり無駄だったんですよね。

最初に乾かした左側が途中で冷めてしまって、また仕上げ直すことになる。 でも順番を変えて、風を当てる流れをスムーズにしたら、 無駄なく全体に風が届いて、結果的に体感でも早かったんです。

いや、実際の時間はそんなに変わってないかもしれないんですけど、 「なんか今日は早かったな」と感じられるだけでも、効率って上がったってことですよね。

で、これって仕事でもよくある話だなと思ったんです。

まずやるのは時間と流れの見直し

最近よく聞く「デジタル化」や「業務改善」って、なんだか難しい話に聞こえることがあるかもしれません。

でも、実際にはもっとシンプルで、「今やってるこの流れ、ほんとにこの順でいいの?」って見直してみるだけで、かなり変わるんです。

たとえば、

  • 無意識に繰り返している作業
  • 自分じゃなくてもできることを抱えている状態
  • 毎回ゼロから説明している業務

こういうのって、見直すだけでスパッと整理できることも多いです。

新しいシステムやツールを入れる前に、「そもそもこの手順、必要?」って考えてみるのが大事なんですよね。

私がやった小さな事

以前、講座の説明を毎回毎回、口頭でしていたんです。

「この講座って何が学べるんですか?」「どんな人に向いてますか?」って聞かれるたびに、 同じ話をしてる自分に気づいて、「これってちょっと非効率かもな」と思ったんです。

そこで、動画1本とPDFにまとめておいたら、

  • 時間のゆとりが一気にできた
  • お客さんの理解度も上がった
  • 私自身も説明にブレがなくなった という、嬉しいことがたくさんありました。

これってまさに、1回作って手放す設計。

そのおかげで空いた時間を、別の仕事や改善にあてることができました。

レバレッジをかける場所はどこ?

目の前の作業に一生懸命になるのも大事なんですけど、 「これって、そもそもやる必要あるのかな?」って考えることの方が、実は重要だったりします。

特に、時間がそのまま売上につながるような働き方をしている人にとっては、 時間の設計そのものが、成果に直結するんですよね。

たとえば、

  • 明日も同じ作業してる?
  • この説明、3回目じゃない?
  • 自分じゃなくてもいい仕事じゃない?

こういう視点を入れるだけで、結構な割合で「やらなくていいこと」が見つかったりします。

「仕組み化」は、ちょっとした整えから

今回のドライヤーの話でもそうですが、 順番や流れを整えるだけで、ものすごくスムーズになることってあるんですよ。

日々の業務の流れ、資料の渡し方、LINEの導線、フォローの仕方。 そういうものを「この順でいいのか?」って一度見直してみるだけでも、十分変化は起きます。

「大きく変える」ではなくて、「整える」だけ。

そしてその整えが、実はすごく大きな違いを生むんです。

今回お話してきたこと、よく「DX」って呼ばれることもあるんですが、 私はあまりその言葉を使わないようにしています。

というのも、そういう言葉があるだけで「うちには関係ない話かな」と思われてしまうことが多いからです。

でも、「やらなくていいことを減らす」「流れを見直して整える」というのは、 どんな仕事でも当たり前に必要なこと。

それが自然と積み重なっていくことで、 「結果的に、仕事の設計そのものが変わっていく」ということもあるんですよね。

つまり、呼び方はなんでもよくて、 日常の中で気づいた小さな無駄をひとつずつ整えていくこと。

それが、いちばん現実的で、成果につながる変化だと思います。

ではまた。

P.S.

昨日、近所のラーメン屋さんに行ったんですが、厨房の人たちの動きが見事だったんです。

麺を茹でる人、スープを注ぐ人、チャーシューを乗せる人… 何も言わなくても、それぞれが自然に次の工程に動いていく。

あれって、たぶん相当流れが設計されてるんですよね。

誰がどこで何をするか、どのタイミングで切り替わるか、 そういう仕組みが整ってるから、バタつかずに回ってる。

「この順番で、ちゃんと届くようにする」 それが整ってるだけで、仕事の回り方って全然違いますよね。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。