どうも岩崎です。
この前ちょっと面白いやりとりがあって。
「結局、人って何で動くと思いますか?」って聞かれたので、
「んー、感情ですかね」って答えたら、
「いやいや、ちゃんと情報があれば納得して動くでしょ?」って返されたんです。
でもですね、それって正論ではあるけど、現場ではあんまり当てはまらないんですよ。
たとえば、健康食品のページ見て、どんなに成分や効果がちゃんと書いてあっても、
「へー」で終わっちゃうこと、多くないですか?
逆に、「朝、スッと起きられるようになった」とか、
「40代になってから肌の調子がいいんです」みたいな感想の方が、グッとくる。
これが、“感情で動く”ってことなんですよね。

説明しても買わない。心が動いたら買う。
リアルな話。
どれだけ情報が整理されてても、どれだけデータを見せられても、
「ふーん、そうなんだ」で終わる人がほとんどです。
でも、
- 「これ、自分にも関係あるかも」
- 「この人、私のことわかってくれてる」
- 「なんかちょっと試してみたい」
って感情が動いたとき、人は行動します。
逆に言うと、
「いいモノなんです!」「高品質です!」っていう情報だけじゃ、全然足りないんですよね。
GDTの法則って知ってます?
GDTって、コピーライティングの世界では有名な法則です。
- G:Goal(目標)
- D:Desire(欲求)
- T:Trouble(悩み)
人が動くのはこの3つに触れられたとき。
つまり、
- 「これを手に入れたい」
- 「こうなりたい」
- 「この悩みから解放されたい」
っていう、“気持ち”の部分。
私たちが文章を書くときに意識すべきなのも、こっちなんです。
マッサージ店のDMが刺さらなかった理由
前回もちょっと触れた話ですが、
近所のマッサージ店から届いたDM。
割引クーポンと技術の説明だけ。
一応目は通したけど、即ゴミ箱行きでした。
なぜか?
そこに、私自身の“気持ち”に引っかかる部分がまったくなかったからです。
「私がどう変わるか」とか、「今の悩みがどう楽になるか」が書かれてなかった。
情報はある。でも、感情が動かない。
つまり、動かない。
じゃあ、どう書けばいいの?
めっちゃシンプルに言うと、
“お客さんの気持ちの流れ”に合わせて書くこと。
- 共感して(わかる〜って思って)
- 理解して(そうそう、それそれって思って)
- 想像して(自分ごととして感じて)
- 行動したくなる(なんか試してみたくなる)
この流れさえ意識すれば、情報の伝え方も自然に変わります。
人を動かすのは、いつだって“感情”
情報は大事。でも、それだけじゃ足りない。
「それ、私のことだ」って思ってもらえるように、
ちゃんと気持ちに寄り添って書くこと。
そのひと手間があるだけで、反応はまるで違ってきます。
文章って、“伝える”じゃなく“動かす”ためのもの。
仕事で発信するなら、そこを忘れないようにしたいですね。
ではまた。
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