どうも岩崎です。
ちゃんと伝えたはずなのに、なんか伝わってない。
そんな経験、ありませんか?
私は昔、写真の撮り方を教えていた時に、こんなことがありました。
「ISO感度はね…」とか「絞りを開けてボケを出して…」とか、専門用語をたっぷり使って説明したんですね。
すると、相手は「はい」と頷いてるけど、ぜんぜん伝わってない顔をしてる。
後で、「ISOってなんですか?」って聞かれて、ガックリくる。
でもこれ、私の伝え方が悪かったんですよね。
専門的な情報やスペックって、言ってる側は「丁寧に教えてる」つもりでも、聞いてる側には「よく分からない難しい話」になってることが多いんです。
つまり、伝える内容が“知識”に寄りすぎてると、人は動かないってこと。
これは、コピーライティングでもまったく同じ。

人はスペックでは動かない
よくある間違いが、「商品の魅力を正確に伝えよう」として、機能や性能の話ばかりになるパターン。
・高性能フィルター搭載!
・業界初の〇〇システム!
・最新のAI機能でサポート!
たしかに間違ってない。
でも、こういう情報って、聞いた人の感情を動かしません。
「ふーん、すごいね」で終わってしまう。
人が行動を起こすのって、基本的に感情が動いたときなんです。
「それ欲しい!」とか、「うわ、助かる!」とか、「あー、それ私のことだ!」ってなったときに初めて、次のアクションにつながります。
つまり、大事なのは“感情の引き金”を引く言葉を使うこと。
感情を動かす言葉って、どんな言葉?
じゃあ、感情の引き金って具体的にどんな言葉なのか?
これは、「お客さんの頭の中の会話」に合わせることなんです。
例えば、
・「毎日しんどくないですか?」
・「自分だけ遅れてる気がする…そんなことないですか?」
・「スマホで調べる時間、もったいないって思いません?」
こういう言葉って、事実を語ってるんじゃなくて、“気持ち”に寄り添ってるんですよね。
そして、感情が動いたときに、ようやく「その悩みを解決する手段」としてスペックの話が活きてくる。
だから、最初にスペックを語ってしまうと、「で、私には関係あるの?」ってなってしまうんです。
私が実際にやってる伝え方
写真教室でも、最初は技術の話を封印してました。
「こんな風に撮れたら嬉しくないですか?」とか、「あの人に見せたくなる写真って、どんな感じですか?」っていう“感情ベース”の話を先にする。
そのあとで、「実はその撮り方には、こんな設定が関係してるんです」と繋げると、すっと入ってくるんですよ。
これ、順番を変えるだけで伝わり方がぜんぜん違う。
まとめ
つまり、感情を動かすって「リアルな想像ができるかどうか」なんですよね。
私は写真を撮るときも、「これを見た人が、どんな感情になるか?」を意識しています。
それと同じで、コピーを書くときも「これを読んだ人が、どんな感情になるか?」が一番大事。
だから、数字を見せる前に、スペックを並べる前に、“感情の引き金”を引く。
それだけで、伝わり方がまったく変わってくるはずです。
ではまた。
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