どうも岩崎です。
昔から写真を撮るとき、ずっと思ってることがあるんですよ。
「なんでこの写真、パッと見で安心するんだろう?」とか「逆に、なんでこっちはちょっと警戒しちゃうんだろう?」とか。
技術的に見れば大差ない写真なのに、受ける印象はぜんぜん違う。
これ、撮ってる側が「構図」とか「余白」とか、なんとなくでも整えてるかどうかで、ぜんぜん違うんですよね。
で、実はこれ、Webや広告の写真でもまったく同じことが起きてます。

人は見た目で安心するかどうかを即決してる
たとえば、ある建築業のクライアントさんの事例。
施工事例のページを写真ごとに整理して、余白をとってレイアウトも整えたら、問い合わせが前月比で2.8倍になったんですよ。
もちろん中身の文章も改善しましたけど、何より「写真の印象がすっきりした」と言われることが増えて、実際に社長さん自身も「変えてから営業トークがしやすくなった」と話してました。
ここ、ポイントです。見た瞬間の「なんかいいかも」で、すでにハードルがひとつ下がってる。
メラビアンの法則は「第一印象=視覚がほぼすべて」
心理学では有名な「メラビアンの法則」というのがあって、ざっくりいうと、
- 視覚:55%
- 聴覚:38%
- 言語:7%
つまり、何を言うかよりも、どう見せるかが重要ってことです。
しかもこの「第一印象」は、たった数秒で判断されて、しかもあとからひっくり返すのがむずかしい。
Webサイトやチラシ、商品紹介の写真であっても「見て2秒」で「好きか嫌いか」「安心できるか不安か」は、脳が勝手に判断してるんですよ。
安心を与える写真の条件って?
じゃあ、どんな写真だと安心できるのか?というと、要素はいろいろあるんですけど、主にこの3つです。
1. 整っていること(構図・水平・バランス)
たとえば水平がズレていたり、構図が崩れていたりすると、無意識のうちに人は「不安定さ」を感じます。
これって、ちょっとした違いなんですけど、安心感にはものすごく効く。
トップページの画像が傾いてるだけで「なんかこの会社大丈夫かな…」って思われたこと、何度もありました。
2. 余白があること
ギュウギュウに詰め込まれた写真って、見るだけで息苦しいんですよ。
たとえば飲食店でいうと、テーブルの上に料理がパンパンに並んでるより、余白を活かしてゆとりを感じさせたほうが「ちゃんとしてそう」「落ち着いて味わえそう」ってなる。
写真も同じです。
3. 色味に統一感があること
これはWebサイト全体の色とも関係しますけど、写真単体でも色がバラバラだとごちゃついて見えるんですよね。
加工しろって話じゃなくて、「ちょっとだけトーンを揃える」とか「青白すぎる照明は避ける」とか、その程度で印象は変わります。
「良い写真」って、じつは感情の設計図
ここまで読んでいただいた方なら、もうお分かりかと思います。
写真ってただ「見せるもの」じゃなくて、「感情を誘導する装置」なんですよね。
いわば、感情の設計図。
逆に、良いこと書いてても、写真で不信感が出たらアウト。
言葉と写真がバラバラだったり、整ってなかったり、目的に合っていないと「なんか違う…」で終わっちゃう。
だからぼくは、写真を撮るとき、必ず「どこで使うのか?」「どんな気持ちにさせたいのか?」を考えます。
感情で動く人間にとって、「見せ方」は思ってる以上に重要です。
整えること。これはスキルよりも「見る目線」の話です。
それがあるだけで、同じ写真がまったく違う意味を持つ。
ではまた。
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