買う理由はスペックじゃない。ビジュアルで感情を動かす方法

どうも岩崎です。

この前、知人と焼き鳥屋で飲んでたときの話なんですが、

「時計が欲しいんだけど、どれが良いかな?」って相談されたんですね。

スマホを出してきて、「これとこれとこれ、どう思う?」と。

でも見せられた時計、どれもスペックがほぼ一緒

「電波ソーラーでチタンで防水で…」

もう、途中から私の頭の中はハイボールでいっぱいです。

で、最終的にその知人が選んだのは、

「なんか高そうに見えるやつ」でした。

理由は「これつけてたらデキる人っぽく見えるかなと思って」

完全に「気分買い」です。

でも、実はこれって普通のことなんですよ。

人は「機能」じゃなく「気分」で財布を開く

私たちが何かを買うとき、ほとんどの場合は「気分」で決めています。

そのあとで「いや、これは必要な投資だから」とか「性能も良いから」とか、
あとづけで理由を考えるんです。

だから、スペックだけ伝えても売れません。

「使ったらどういう気分になるか?」

これを見せないと、お客さんは動かないんですね。

「感情」を動かすのは、ビジュアルだけ

たとえば、美容室のホームページで、

「髪質改善トリートメント」とか「カット+カラー◯円」とか、
延々とメニューだけ並べているところ、ありますよね。

でも、お客さんは別に「トリートメント」が欲しいわけじゃない。

「髪がきれいになって、どう見られたいか?」を買っているんです。

だから、「ビフォーアフター」や「喜んでいる表情」の写真が超重要。

これが無いと、ただのメニュー表です。

スペックじゃなく「気分」を売る

たとえば、私がサポートしているクライアントさんで、

商品の「効能」ばっかりアピールしていた方がいました。

「これを飲むとポリフェノールが…」とか「エビデンスが…」とか。

でも私、言ったんですね。

「いや、もういいから。
ポリフェノールよりも、飲んだ後の『ニヤッ』って顔を見せてください」

結局、人は「その商品で得られる気分」を欲しがっているわけです。

写真で伝える「気分」の作り方

じゃあ、どうすればいいか?

簡単です。

  • 「使っているシーン」を撮る
  • 「使った後の顔」を撮る
  • 「生活がちょっと良くなる感じ」を伝える

逆に、

  • 商品のドアップだけ
  • 無機質なスペックだけ
  • 棒立ちのモデル写真

これだと「感情」が動きません。

お客さんは、スペックじゃなく「それを使った未来」を買っているんです。

「伝え方の順番」が間違ってると売れない

多くの人がやりがちなのが、

「スペック→気分」の順番で説明すること。

でも実際は逆です。

「気分→スペック」

「なんか良さそう」「これ欲しいかも」と思わせて、
そのあとで「ちなみに性能も良いですよ」と伝えればOK。

「気分で買わせる」

スペックを磨くのも大事。

でも、それだけじゃ売れません。

「これが欲しい!」と思わせるのは、「気分」です。

だから、
「写真の撮り方」「見せ方」「伝え方」を変えてみてください。

モノじゃなく、気分を売る。

それだけで、売上は変わります。

ではまた。

P.S.
ちなみに私も、最近買ったフライパンは「なんか高そうに見えるやつ」にしました。
料理は全然上手くないですが、気分だけはプロのシェフです(笑)


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。