買う・買わないは1秒で決まっている?無意識の判断を変える仕組み

どうも岩崎です。

先日、スーパーで買い物してた時のことなんですけど、 ふらっと立ち寄ったお惣菜コーナーで、まったく買う予定のなかった唐揚げをつい買ってしまったんです。

見た目がめちゃくちゃ美味しそうだった。それだけの理由で。

冷静に考えると、家には冷凍の唐揚げもあるし、揚げ物は控えようと思ってたはずなんですよね。 でも、あの照りと盛りつけを見た瞬間に、もう思考停止でカゴに入れてました(笑)

無意識の判断がすべてを決める

人の脳って、何かを判断する時にすべてを論理的に考えているように思ってるんですが、 実はほとんどの判断が無意識の第一印象で決まってます。

しかもそれ、だいたい1秒〜3秒以内の出来事です。

この数秒で「なんかいいかも」「ちょっと不安かも」といった感覚が先に動く。 そして、そのあとに「なんとなく良さそうだから」「安心できそうだから」っていう理屈がついてくるんです。

人は論理で動いてるようで、実は感情でしか動いてないんですよね。

最初の見た目が9割決めている

たとえば、あなたのサービスがどんなに優れていても、

  • 写真が暗い
  • 見出しがよくわからない
  • 文字ばっかりで読みづらい
  • スマホで開いたらゴチャゴチャしてる

こういう状態だと、それだけで無意識に「なんか不安…」「ちょっと信用できないかも」って判断されちゃう。

しかも、本人は意識してないから「なぜ買わなかったのか?」って聞かれても答えられないんです。 でも、このなんとなくが売上に直結してます。

たった1枚の写真が「ここ良さそう」「ここは無いな」の判断を分けてしまう。

脳は速さと省エネで動く

認知科学の視点で言うと、人間の脳は常に“ラクをしたがる”ようにできてます。

一つひとつをじっくり読んで、考えて、比較して…なんてしてられない。 だからこそ「瞬間的にわかるもの」に飛びつくんです。

  • ビジュアルでパッと伝わる
  • 見出しで要点が伝わる
  • なんとなく雰囲気で安心できる

この仕組みを用意しておくことが、買ってもらう前提条件なんですよね。

ちなみにこの判断の最初のキッカケ(トリガー)をどうつくるか?というのは、 めちゃくちゃ大事です。

なぜなら、ここが整っていないと、どれだけ中身がよくても「見られない」「読まれない」「行動されない」からです。

直感がYESを出す設計

じゃあどうすればいいのか? 難しいテクニックじゃなくて、こう考えてください。

  • 写真は清潔感と安心感があるか?
  • 見出しは一目で意味が伝わるか?
  • パッと見て、相手が得られる未来が浮かぶか?

ここを整えるだけで、最初のYESが引き出せるようになります。

そしてこのYESがあれば、次のステップ(LINE登録や予約や商品ページ)にもつながっていく。

見た目なんて関係ない、ではなくて、 見た目こそ、行動の起点なんです。

ではまた。

P.S.

先日、初めて行ったラーメン屋で、注文前に「ここ美味しいな」って思ったんですよね。 味はまだ食べてないのに、何でそう思ったかって? 厨房の整理整頓がすごくて、スタッフ同士の声かけも気持ちよくて。

それってまさに直感がYESを出した瞬間だったんですよね。 この感覚、仕事にもめちゃくちゃ通じます。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。