どうも、岩崎です。
最近、EUでは乳児用の粉ミルクにDHAが必須になったんですよ。理由はシンプルで、「子どもの脳が健全に発達するために必要だから」ってことなんです。日本でも、義務ではないものの、市販の粉ミルクにはDHAが入っているものが多くありますよね。
「魚の油は脳に良い」っていう話、聞いたことありますよね? 実はこれ、ただの迷信じゃなくて、科学的にもちゃんと証明されているんです。DHAとかEPAっていう魚由来の脂質が、脳の神経細胞をしっかり発達させたり、細胞膜を柔軟にして情報伝達をスムーズにするのに役立ってるんです。
そして、これが子どもだけの話じゃないんです。大人にとっても、DHAやEPAはすごく重要なんですよ。たとえば、認知症のリスクを減らす効果があります。アメリカの研究によると、魚を週に1回以上食べる高齢者は、食べない人よりも認知機能が低下するスピードが10%遅くなるんだそうです。これって、年を重ねても頭をクリアに保つためには、魚を食べるのがかなり有効ってことですよね。
さらに、DHAやEPAはうつ病の改善にもつながるかもしれないんです。中国の研究によると、オメガ3脂肪酸が神経炎症や神経伝達、シナプスの可塑性に関わっていて、その不足がうつ病や不安障害と関係しているんだとか。実際、体内のDHAが少ないと、うつ病になるリスクが高まるという結果も出ています。
脳って、その約6割が脂肪でできているんですって。だから、どんな脂質を摂るかが脳の働きに影響するのも納得ですよね。特にDHAやEPAは体内で作れないので、食べ物から取り続けるしかないんです。だからこそ、毎日の食卓に魚を一品加えることが、ずっと頭を健康に保つ秘訣なんです。
参考
Fish consumption and cognitive decline with age in a large community study
魚の摂取が年齢に伴う認知機能の低下を遅らせる可能性があるという研究結果が示されました。シカゴで行われた研究では、65歳以上の住民を対象に6年間の追跡調査を実施。魚を週に1回以上食べる人は、魚をほとんど食べない人に比べて認知機能の低下が遅いことが確認されました。ただし、オメガ-3脂肪酸自体の影響は限定的であり、脂肪の成分が関係している可能性があります。
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