弱みをなくす前に、そもそも見る場所がズレてる話

どうも岩崎です。

「やっぱり強みを伸ばす方がいいですかね?それとも弱みを克服するべきですか?」

これ、けっこうよく聞かれるんですが、そもそも論として──

その質問自体がズレてることが多いんです。

というのも、強みとか弱みって、主観で判断されてることが多すぎて、 「見てる場所が違う」ってことがけっこうあるんですよ。

見るべきは反応と再現性です

例えばですね。

「これは自分の強みです!」って本人が思ってることが、実はお客さんからすると「別にそこ、求めてないです…」ってこともある。

逆に、本人が「これは苦手なんですよね…」って思ってる部分が、お客さんにとっては「それが一番ありがたい」ってケースもあります。

だから主観で「強み・弱み」と決める前に、

  • ちゃんと反応があったか?
  • 同じことを何度も再現できたか?

この2つで見た方が、圧倒的にズレません。

私がやらかした強み勘違いの話

昔、私がプロフィールの中で「プロカメラマン」っていう経歴を強調してた時期がありました。

でもね、反応がイマイチだったんです。

「プロだったから何?」って言われたら終わりだし、それより「自分にもできそう」「話しやすそう」って感じてもらえる要素の方が重要だった。

で、実際に反応が良かったのは、むしろ「全然売れなかった時期に、こんな恥ずかしいことしてました(笑)」っていう体験談だったりするんですよね。

つまり、強みって「反応のあった部分」から探すのが一番です。

弱みを消すことが目的になると逆効果

そして「弱みをなくそう」とすると、けっこう罠があるんです。

というのも、弱みをなくすって作業は時間がかかるし、得意じゃないから成果が出るのも遅い。

たとえば「話すのが苦手だから、プレゼンの練習を死ぬほどやって克服しました」って人もいますけど、それって本当に必要?ってことです。

だったら「文章で届ける方法を磨いていく」方が、再現性もスピードも高かったりするんですよね。

苦手を克服するより、得意を掛け算した方が結果が出やすいケースも多いです。

判断基準を「ズレてないか?」で確認しよう

だから、強み・弱みを判断するときは、

  • お客さんの反応があったか?
  • 何度も繰り返して成果が出せたか?

この2点を指標にするのがオススメです。

主観で「これは得意」「これは苦手」って決めてしまうと、見直しのチャンスを逃してしまうことも多いですからね。

ではまた。

P.S.

昔、料理教室の先生が「焦げた失敗作ほど、盛り付けでごまかせる」って言ってたんですが、

強み・弱みも似てて、多少苦手なことでも、見せ方や流れを整えるとちゃんと魅力になるんですよね。

結局、「その人にとって何が魅力か」は、見る人が決めるんだなって改めて思いました。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。