どうも、岩崎です。
最近、大谷翔平選手があるインタビューの一言が話題になりましたね。
「憧れるのをやめましょう」という言葉です。
彼は、自身がメジャーリーグで活躍するまでの過程で、他の選手に憧れることよりも、自分自身の力を信じ、地道に努力を積み重ねることが重要だと言ってます。
この言葉は、多くの人々に共感を呼び、スポーツに限らず、ビジネスや日常生活においても、他人と自分を比較しすぎてしまう危険性があるということです。
隣の芝生が青く見える瞬間とその裏側
広告やコンサルタントの成功事例を目にすると、多くの人が「すごい!」「羨ましい!」と感じるのは当然です。
SNSや広告で「CPA(リスト単価)○円で獲得しました!」「CVR(成約率)○%です!」という数字が並んでいるのを見ると、自分も同じような結果を出したいと焦り、つい羨望の眼差しを向けてしまいます。
しかし、これはよくある「隣の芝生が青く見える」現象です。
そして、その青々と見える芝生には、隠された事実があることを忘れてはいけません。
成功事例の裏にある真実
まず、発信者が自分にとって都合の良い情報を選んで発信している可能性が高いということを理解することが重要です。
企業やコンサルタントが積極的に発信するのは、成功した事例や良い結果が出た時の話です。なぜなら、ビジネスにおいてはポジティブなイメージでなければいけないからです。
「大失敗しました」や「結果が散々でした」という情報をわざわざ公表することはあまりありません。
確かに、一部のマーケティング戦略では、失敗事例を共有することで信頼感を高める手法もありますが、これは特別なケースです。
一般的には、成功事例だけが強調され、失敗の部分はほとんど語られません。
情報の受け取り方を見直す必要性
このような状況で重要なのは、情報を受け取る側として、冷静にその裏側を見抜く力を持つことです。成功事例を鵜呑みにして、「自分も同じ方法で同じ結果が出せるはずだ」と思い込むのは危険です。
なぜなら、発信される成功事例はあくまで全体の一部であり、実際には多くの試行錯誤や失敗が隠されているからです。
他人の成功事例に囚われすぎると、本来の目的やビジネスの方向性を見失い、自分にとって本当に必要な行動が何なのかを判断することが難しくなります。
大谷選手が言っているように、無意味な数字に憧れることは、正しいKPI(指標)を見誤る原因となってしまいます。成功の基準は一つではなく、自分のビジネスや目的に合った基準を見つけることが何より重要です。
冷静な視点を持つことが大事
結局のところ、成功を収めるためには、自分自身のビジネスに冷静な視点を持ち、情報の裏側にある真実を見抜くことが必要です。他人の成功に惑わされず、自分の道を信じて進んでいくことが、最終的に自分自身の成功へと繋がります。
成功事例に囚われすぎず、自分自身の価値観や目標に基づいた戦略を立てることが、真の成功への第一歩です。そして、情報を鵜呑みにせず、正しい判断を下す力を養っていくことで、隣の芝生が青く見えなくなる日が必ずやってきますよ。
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