効率を超える!「最小作用の原理」が教えてくれる、成果の出る動き方

どうも岩崎です。

毎日ちゃんと仕事してるのに、なんか空回りしてる気がする。
あの人のほうがずっと楽そうに見えるのに、結果が出てる。

そんなふうに感じたこと、ありませんか?

これは決して、「頑張りが足りない」という話じゃありません。
むしろ逆で、「頑張り方の問題」なんです。

ということで今回は、物理の世界で知られる「最小作用の原理」からヒントを得て、
どうすればもっと少ないエネルギーで、結果につながる動きができるのか?という話をしていきます。

最短距離=最小エネルギー、ではない

「最小作用の原理」というのは、自然界において物体が通るルートは、
結果的に最もエネルギーが無駄にならない経路になる、という法則です。

たとえば、あるボールが山を転がって谷に落ちるとき。
最短距離でストンと落ちるわけではなく、
その時の傾斜や摩擦、重力のバランスを踏まえて「全体として最も自然に動けるルート」を取ります。

この考え方、実はビジネスにも応用できると思っていて。

私たちはつい、「一番早くやる方法は?」「短期で成果を出すには?」と考えがちですが、
それが必ずしも「最善のルート」とは限らないんですよね。

むしろ、目に見えない抵抗(不安、迷い、信頼関係の欠如)があると、
その最短ルートはうまくいかない。

結果として、遠回りに見えるけど「一番スムーズに進める方法」のほうが、
エネルギーの消費も少なく、結果が早く出たりします。

感覚のズレが摩擦になる

たとえば、SNSの更新がしんどい人が、毎日無理やり投稿してたとしても、
それが嫌々やってると、お客さんにも伝わるんですよね。

結果、思うように反応が出ない。
これって、まさに「エネルギーがロスしてる状態」なんです。

じゃあどうするかというと、「いったん自分にとっての摩擦がどこか」を見直して、
エネルギーを失いやすいところを整える。

やりたくないことをやる、ではなく、
やれる形に変えてから動くというのが、本当にエネルギー効率がいいやり方です。

私の場合、ブログを書くのがしんどい時期があったんですが、
それは「どう見られるか」を気にしすぎて、文章に力が入りすぎていたんですね。

でも、「誰かに話すつもりで書こう」と決めてから、
ぐっとラクになって、それからの方が反応も増えました。

力を抜いた方が、ちゃんと届く。
これも一つの「最小作用」だと思います。

戦略は「省エネ設計」で考える

何かをやるときに「どうすればもっとがんばれるか?」ではなく、
「どうすれば自然にできるか?」を考えてみてほしいんです。

私たちは、燃費の悪い車みたいに、
ガソリンをがんがん消費して進んでることがよくあります。

でも、本当に成果を出してる人って、
走りながらガソリンを補給してるみたいな感じなんですよね。

無理してるように見えないのに、止まらない。

その違いは、「設計」の段階にあります。

体力や気合に頼る前に、仕組みを見直す。

自然と続く状態を作って、それを自分の「最小作用経路」にしていく。

がんばり方を選びなおす

今回お伝えした「最小作用の原理」、これはつまり、
がんばる方向を間違えないようにしようというメッセージです。

遠回りでも、自然に流れるルートの方が、結果として速く進める。

そのためには、以下の3つの視点が役立ちます

  • エネルギーを失いやすい摩擦はどこか?
  • 自分にとって「自然にできる形」は?
  • どんな仕組みならがんばらなくても回るか?

がんばるのは悪くないです。
でも、そのがんばりが無駄になってしまうような構造のまま、
エンジンをふかしてると、いつか壊れちゃいますからね。

設計を変えるだけで、成果の出方が変わる。
それが「物理の視点」から学べる、大きなヒントだと思っています。

ではまた。

P.S.
最近、机周りの配線を全部まとめ直したら、毎朝のストレスが激減しました。
コード1本の動線でこんなにスッキリするとは…
物理的な摩擦も、あなどれませんね。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。