この記事の要点
- 文章にはMEメッセージ(書き手視点)とYOUメッセージ(読み手視点)の2種類があります。
- MEメッセージだけで終わる文章は「で、それが私に何の得になるの?」と思われて反応を得られません。
- MEメッセージを書いたら「だからあなたには〇〇というメリットがあります」とつなげるだけでYOUメッセージに転換できます。
どうも岩崎です。
今日はMEメッセージとYOUメッセージの話をします。文章を書いても全然反応がない時、原因は内容の質じゃなくて、視点のズレにあることがよくあります。
このMEメッセージとYOUメッセージについては、以前動画講義でも詳しく話しているので、あわせて見ていただくと理解しやすいと思います。→ 動画講義はこちら
MEメッセージとYOUメッセージの違い
メッセージには2種類あります。ひとつはMEメッセージ、書き手側、伝える側の視点で書かれたものです。もうひとつはYOUメッセージ、読み手側、お客さん側の視点で書かれたものです。まずは自分が今どちらの視点で書いているのかを把握すること、そのうえでどちらを優先するのかを意識することが大事です。お客さんから反応を取るためには、YOUメッセージを優先する必要があります。MEメッセージのままだと、なかなか反応してもらえません。
MEメッセージが読み手に響かない理由
多くの場合、文章は書き手が言いたいだけの内容になってしまっています。つまり、読み手側にメリットを提示できていないということです。文章を読んだお客さんの頭の中に「なるほど、わかった。で、それは私にとって一体何の得になるの?」という疑問が浮かんでしまったら、それはMEメッセージのままだということです。
よくある例が「うちは〇〇でナンバーワンです」という訴求です。ナンバーワンと名乗ること自体はブランディングとして悪くないですし、素晴らしいことだと思います。ただ、それだけで終わってしまうと「で、それが私に何の得になるの?」につながってしまいます。うちのお店は〇〇です、という言い方も同じで、自分が言いたいことを言っているだけで、読み手へのメリットが提示できていないんですよね。
YOUメッセージへの転換方法
やり方はシンプルです。得意なMEメッセージを書いたら、そのあとにYOUメッセージへ転換すればいいんです。「私たちは〇〇です」で終わってしまうと自分視点のままですが、そのあとに「だから、あなたには〇〇というメリットがあります」まで続ければ、YOUメッセージになります。
別の型としては、「〇〇という悩みはありませんか?私たちは〇〇だから、〇〇できます」というように、最初から読み手の悩みに寄せて始める方法もあります。どちらにしても大事なのは、自分が言いたいことだけで終わらせず、AだからB、というふうに読み手のメリットまでしっかりつなげることです。
メリットの理解を読み手任せにしない
MEメッセージとYOUメッセージの話は、結局この一言に集約されます。メリットの理解を、読み手任せにしてはいけないということです。「ナンバーワンと言えば、うちが優れているとわかってくれるでしょ」というのは、読み手にエネルギーを使わせている状態で、コピーライティングとしてはNGです。伝えていないことは、伝えていないのと同じ。これはコピーの原則です。だからこそ、自分ができることと、それが読み手にとってどんなメリットになるのかを、自分の言葉でしっかり伝える必要があります。
写真の見せ方も、主語ひとつで変わる
私も独立したばかりの頃、プロフィールページに機材や経歴をびっしり書いていました。「〇〇のカメラを使ってます」「〇年間撮影してきました」というのは、完全にMEメッセージです。今はそのあとに「だから、あなたの自然な表情を、一番きれいな形で残せます」まで続けるようにしています。それだけで、問い合わせの質も変わってきました。
文章を書き終えたら、一度読み返して「で、それが読み手にとって何の得になるの?」と自分に問いかけてみてください。答えられなければ、それはまだMEメッセージのままです。
それでは!
よくある質問
-
実績やナンバーワンといった訴求は使わない方がいいですか?
-
使っても大丈夫です。ただし、それだけで終わらせず「だからあなたには〇〇というメリットがあります」まで必ずつなげてください。MEメッセージ自体が悪いのではなく、YOUメッセージへの転換がないまま終わることが問題です。
-
YOUメッセージに変える一番簡単なコツはありますか?
-
書き終えた文章の末尾に「だから、あなたには〇〇というメリットがあります」を付け足せるかどうか試してみてください。付け足せない場合は、そもそも読み手にとってのメリットが整理できていない可能性があります。
P.S.
写真の見せ方も同じで、自分がどう撮ったかより、見る人にとってどう映るかを優先すると、選ばれる写真が変わってきます。
