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記憶に残る伝え方とは?脳が情報を定着させる仕組みを活用する

どうも、岩崎です。

私は忘れっぽいんですけど、忘れないことがあります。そして、その方法もあります。

ちなみにどのくらい忘れっぽいかというと、1週間後の予定は大体忘れます。それだけ印象に残らないと覚えていられないんです。

だから、大体Googleカレンダーにお世話になっています。また、わかりにくい内容のものも大体忘れます。これは、スマホのリマインダーで対応できます。

つまり、ものすごく大事なことなのに、忘れにくいようにするためにはどうすればいいのか?ってことです。

自分の対策ができれば、当たり前ですが、相手にも同じようなことができるということです。

今日は「記憶に残る伝え方」について、脳の仕組みを活用しながら話していきます。

記憶に残る伝え方とは?

情報を伝えたはずなのに、相手がまったく覚えていない。そんな経験、ありますよね?

これは、脳が「不要な情報」と判断しているからなんです。

脳は毎日大量の情報を処理していますが、すべてを覚えていたらパンクしてしまいます。そのため、「生存に必要」「感情が動いた」「繰り返し目にした」といった情報だけを優先的に記憶する仕組みになっています。

逆に言えば、このポイントを押さえれば、相手の記憶に残る伝え方ができるということ。

それでは、具体的にどんな方法があるのか見ていきましょう。

1. ストーリーを使う

例えば、「数字だけ並べた説明」と「物語で伝えた説明」、どちらが記憶に残りやすいでしょうか?

ほとんどの人はストーリーのほうを覚えています。

なぜなら、脳は「物語」に強く反応するからです。

例えば、「この商品は高品質な素材で作られています」と言われても、ふーんで終わってしまいますよね。

でも、「この商品は、職人が毎朝5時に工房に入り、一つひとつ手作業で仕上げています」と言われたら、どうでしょう?

ちょっと記憶に残りますよね。

これは、ストーリーを活用した伝え方の一例です。

2. 感情を動かす

感情が動くと、記憶に残りやすくなります。

これは「扁桃体」という脳の部位が関係しています。扁桃体は「これは大事な情報だ」と判断すると、記憶を定着させる役割を持っています。

例えば、映画やドラマの感動シーンって、いつまでも覚えていませんか?

逆に、淡々とした説明やプレゼンは、すぐに忘れてしまう。

だから、相手に何かを伝えたいときは、感情を揺さぶるような言葉を使うといいんです。

例えば、「この商品は環境に優しいです」と言われても、イメージが湧きにくいですよね。

でも、「この商品を使うことで、1年間でペットボトル1,000本分のゴミを減らせます」と言われたら?

ちょっと関心が湧きませんか?

こういう「感情に訴える伝え方」が、記憶に残るポイントです。

3. 繰り返し伝える

脳は「1回聞いただけの情報」を重要だと思いません。

だから、何度も伝えることが大事。

例えば、CMや広告って、同じキャッチコピーを何度も繰り返しますよね?

「あのCM、見飽きたな」と思うくらい繰り返されることで、記憶に定着する。

これは「忘却曲線」の法則にも当てはまります。

ドイツの心理学者エビングハウスによると、人は聞いたことの74%を1日以内に忘れるそうです。

つまり、1回伝えただけじゃ、ほとんど覚えていない。

だから、大事なことは「繰り返し」伝えることが大切なんです。

まとめ

結局のところ、どんな場面でも 「最初の印象がすべてを決める」 ということです。

コピーライティングでもプレゼンでも、お客さんに伝わるかどうかは 「最初の一言」 で決まります。これは心理学でも証明されていて、初頭効果 と呼ばれるものです。

始まりの印象が強ければ、その後の内容もスムーズに受け入れられやすくなります。逆に、最初がぼんやりしていたり、興味を引かない内容だと、その時点でスルーされてしまいます。

よく「ストーリーが大事」と言われますが、単にストーリーを書けばいいわけではありません。つまらないストーリーでは誰も聞いてくれないし、興味がない人を引き込むこともできません。

だからこそ、相手の記憶に残る工夫 が必要です。

そして、最後に大事なことをもう一度。

「大事なことは2回言え」

これは本当に重要なんですよね。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。