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「同じことを聞いても覚えている人と忘れる人の違い」記憶を強化する認知科学的テクニック

どうも、岩崎です。

同じ話を聞いたのに「めちゃくちゃ詳しく覚えてる人」と「え、そんな話あったっけ?」って人、いませんか?

たとえば、昨日のランチで何を食べたか覚えてますか?
「あれ?なんだっけ…」ってなる人もいれば、「ちゃんぽん!麺の硬さが絶妙だった!」ってすぐ出てくる人もいる。

この違いって、単に記憶力の良し悪しじゃないんですよ。
脳の使い方次第で、誰でも「覚えてる人」になれるって話です。

短期記憶と長期記憶の違い

まず、記憶には 短期記憶長期記憶 があります。

  • 短期記憶 → 数秒から数分しか持たない(例:さっき見た電話番号)
  • 長期記憶 → ずっと覚えていられる(例:自分の誕生日)

短期記憶は、脳の「ワーキングメモリ(作業記憶)」を使っているんですが、これはめちゃくちゃ容量が少ない。
スマホで言うと、 「タブを開きすぎて動作が重くなる状態」 みたいなもの。

一方で、長期記憶は「脳のハードディスク」に保存されるから、ずっと残ります。
でも、勝手に長期記憶になるわけじゃなくて、 脳が「これ大事だ!」って判断した情報だけが残る仕組み になってるんですよね。

つまり、 「脳に重要だと思わせる」 ことが、記憶を強化するポイントなんです。

覚えている人と忘れる人の違い

じゃあ、 「覚えている人」と「忘れる人」 の違いって何なのか?
これは 「記憶の定着率を高める行動をしているかどうか」 によります。

例えば、こんな違いがあります。

① 興味を持っているかどうか

人は「自分に関係がある情報」しか覚えません。

たとえば、 車が好きな人は、新型車のスペックや価格をめちゃくちゃ細かく覚えてる けど、
興味がない人は「え、車って何が違うの?」って感じになる。

つまり、 「覚えたいことを自分ごとにする」 のが大事。
仕事の話なら「これ、自分が使うとどうなる?」と考えながら聞くだけで記憶の定着率がアップします。

② 情報を整理しているか

「情報をそのまま詰め込むだけ」だと、すぐ忘れます。

例えば、カメラの設定を学ぶときに
「F値がどうとか、シャッタースピードがこうで…」って バラバラに覚えても意味がない

でも、「明るさを調整するのがF値、動きを止めるのがシャッタースピード」って カテゴリーごとに整理 すると、一気に記憶しやすくなる。

つまり、 「意味のある形に整理する」 ことが、記憶の定着には欠かせません。

③ 何度も思い出しているか

脳は 「一度聞いただけの情報」 を基本的に捨てます。

たとえば、1週間前に「何気なく聞いた雑談の内容」って、大体忘れてません?
でも「何度も話題に出た話」なら、意外と覚えてたりする。

これは 「繰り返し思い出すことで、脳が重要だと判断する」 から。

なので、覚えたいことは 「数日後にもう一度見直す」「人に話す」 だけで、定着率がめちゃくちゃ上がります。

記憶を強化する3つのテクニック

① エピソード記憶を活用する

人間は 「ストーリー」 で記憶するのが得意。

例えば、「子供の頃に行った夏祭りの思い出」は覚えてるのに、「昨日のニュースの内容」はすぐ忘れる。
これは、ストーリーには 「情景・感情・体験」 がセットになってるから。

だから、 「単語だけで覚える」のではなく、「ストーリーに絡める」 ことが大事。

② すぐにアウトプットする

「学んだことをその場で誰かに話す」だけで、記憶の定着率はグッと上がります。

例えば、

  • 読んだ本の内容を誰かに説明する
  • 学んだことをSNSに投稿する
  • 紙に書き出してみる

こういう 「アウトプットする行動」 を取るだけで、記憶に残りやすくなるんですよね。

③ 復習のタイミングを最適化する

「復習するなら、いつやるべきか?」って話ですが、 「エビングハウスの忘却曲線」 という理論があるんです。

簡単に言うと、 「1日後・1週間後・1ヶ月後」に復習すると、記憶が長持ちする」 というもの。
1回だけ復習するんじゃなくて、 「時間を空けて何度も思い出す」 のがポイント。

記憶はコツ次第で強化できる

結局、「覚えられるかどうか」は 脳の使い方次第 なんですよ。

  • 「自分に関係あること」だと記憶しやすい
  • 「整理して関連付ける」と忘れにくい
  • 「何度も思い出す」と長期記憶になる

これをうまく活用すれば、「すぐ忘れる…」が激減するはず。
特に、「学んだらすぐアウトプットする」「ストーリーで覚える」「繰り返し思い出す」の3つは、めちゃくちゃ効果的なので、ぜひ試してみてください。

ではまた。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。