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なぜ『重要な情報』ほど忘れるのか?」脳の記憶メカニズムと情報を定着させる方法

どうも、岩崎です。

「肝心なことに限って、なぜか忘れる」ってこと、ありますよね。

買い物リストにないものはバッチリ覚えてるのに、買うべきものはすっぽり抜ける。
仕事の会議で話した内容は覚えているのに、肝心の締め切りを忘れる。

これ、単なるうっかりミスじゃなくて、脳の仕組みが関係しているんです。

今日は「なぜ重要な情報ほど忘れるのか?」について話していきます。

記憶は優先順位をつけて整理される

脳は1日に膨大な情報を処理しています。
でも、そのすべてを記憶していたら、パンクしますよね。

だから、脳は「生きていく上で必要かどうか」を基準に情報を取捨選択しているんです。

ここで問題なのが、脳にとっての『重要』と、自分が『重要』と思っていることがズレるということ。

たとえば、昔の人間にとっては「猛獣の足音」とか「食料のありか」が生死に関わる重要な情報でした。
だから脳は、「危険を回避する」「本能的に報酬がある」情報を最優先する仕組みになっているんです。

一方で、「月末の締め切り」や「プレゼンの内容」みたいなものは、脳にとってはそこまで緊急性がない。
だから、後回しにされたり、忘れたりするんですね。

記憶に残る情報の条件

じゃあ、どういう情報なら脳が「これは覚えておこう」と判断するのか?

それには3つのポイントがあります。

1. 感情が動いた情報

感情が動くと、記憶に定着しやすくなります。

例えば、子どもの頃に怒られた記憶って、めちゃくちゃ鮮明に残ってませんか?
逆に、特に印象に残らない日常のことはすぐ忘れる。

これは「扁桃体」という部分が関係していて、感情が強く動いた情報は、長期記憶として保存されやすいんです。

2. 繰り返し接触する情報

一度聞いただけの話はすぐ忘れますが、何度も触れると記憶に残りやすくなります。

「エビングハウスの忘却曲線」という研究では、人は20分後に約40%、1時間後に半分以上のことを忘れると言われています。
でも、復習すると記憶が強化されるんです。

「大事なことは3回言え」とか、「テスト勉強は間隔を空けて復習しろ」と言われるのは、この原理によるものです。

3. 実際に体験した情報

ただ読んだり聞いたりするより、実際に体験したことのほうが圧倒的に覚えやすい。

例えば、レシピを見て料理を作るよりも、実際に手を動かして作ったほうが覚えやすいですよね。

これは「体験学習」と呼ばれるもので、脳の複数の領域を使うことで記憶が強化されるんです。

記憶を確実に定着させる方法

じゃあ、忘れたくない情報をどうやって脳に刻み込むか?

1. 感情を動かす

・「この情報は自分にとって重要だ」と意識する。
・ストーリー形式で覚える。
・人に話す(話すことで自分の記憶も強化される)。

2. 何度も繰り返す

・一度覚えたら、翌日にもう一度確認する。
・3日後、1週間後、1ヶ月後と繰り返し復習する。
・メモを取るだけじゃなく、声に出して読む。

3. 体験として落とし込む

・実際にやってみる(仕事なら、覚えたことをすぐに使う)。
・手を動かす(ノートに書く、図にするなど)。
・他人に教える(教えることで自分の理解が深まる)。

まとめ

大事なことを忘れるのは、「自分にとっての重要」と「脳が重要と判断するもの」にズレがあるから。

だからこそ、ただ覚えようとするんじゃなくて、脳に「これは大事な情報だ」と思わせる工夫が必要なんです。

  • 感情を動かす
  • 繰り返し復習する
  • 実際に体験する

この3つを意識するだけで、記憶の定着率はグッと上がります。

「大事なことに限って忘れる…」って悩んでる人は、ぜひ試してみてください。

ではまた。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。