歳をとったら脳はもう伸びない、は勘違いかもしれません

この記事の要点

  • 脳は年齢とともに一方的に落ちるだけではなく、刺激や環境によって変化する力を持っています。
  • 認知機能を上げたいなら、楽にできることの繰り返しではなく、少し難しい課題に取り組むことが大事です。
  • 何歳からでも、適切な負荷をかけ続ければ脳は変わっていきます。

どうも岩崎です。

歳をとってから始めても、いまさら手遅れでしょ。

こういう言葉って、ほんとによく聞きます。

脳トレでもそうだし、勉強でもそうだし、新しいこと全般でそうですよね。若い頃ならまだしも、この年齢からやってももう遅いよね、みたいな話です。

でも、結論から言うと、それはかなり勘違いなんですよね。

今日はその話をします。

脳は、使うほど変わる力を持っています

昔は、脳は大人になったらあとは落ちていくだけ、みたいに考えられていた時期がありました。

でも今は、そこはかなり見方が変わっています。

脳には可塑性なんて言葉があって、要するに、刺激や環境に応じて変わる力がある、ということなんですよね。

使い方によって、つながり方が変わる。回路が強くなる。働き方が変わる。つまり、脳って固定された機械じゃなくて、かなり変化する臓器なんです。

ここを知っているかどうかで、だいぶ見え方が変わると思うわけです。

筋肉と少し似ています

これ、筋肉と少し似ていますよね。

年齢を重ねたら筋肉は終わり、ではないじゃないですか。ちゃんと負荷をかければ、何歳からでも変わります。もちろん若い頃と同じとはいかなくても、確実に変化はする。

脳もそれに近いんですよね。

何もしなければ鈍る。でも、ちゃんと使って、ちゃんと刺激を入れれば、変わる余地は普通にある。ここはかなり希望がある話だと思います。

写真でも、目は後から育ちます

写真でも、これに近い感覚があります。

撮り始めた頃って、光の違いも、構図の面白さも、なかなか見えないんですよね。でも撮り続けていると、前は見えていなかったものが見えるようになってきます。

この場所、今の光いいな、とか、この背景ちょっと危ないな、とか、そういうものがだんだん拾えるようになる。

あれって、才能が急に降ってきたというより、脳のネットワークが育っている感じなんですよね。見る回路が太くなっているというか、つながりが強くなっているというか。

だから、脳が育つという話は、感覚としてもかなり納得しやすいです。

ただし、楽にできることだけでは変わりにくいです

ただ、ここで大事なのが、何をやっても伸びるわけではない、ということです。

楽にできることばかりやっていても、あまり変わらないんですよね。

筋トレでもそうですが、軽すぎる負荷だと体は変わりにくいです。脳も同じで、昨日と同じことを、昨日と同じように、気持ちよく繰り返しているだけだと、成長のきっかけにはなりにくい。

要するに、少しきつい、少し難しい、ちょっと背伸びしないと届かない。そのくらいの負荷が必要なんですよね。

限界の少し手前あたりが、いちばん効きます

ここって、脳でも仕事でも同じだと思うんですが、いちばん効くのは、限界の少し手前あたりなんですよね。

無理すぎると潰れます。簡単すぎると変わらない。

なので、今の自分にとって少し難しい課題に、速く、正確に、何とか食らいつこうとする。その時にたぶん、脳はかなり動くんですよね。

逆に言うと、しんどいからやめる、ではなくて、ちょうどいい負荷として受け止められるかどうかがかなり大きいと思います。

もう遅い、ではなくて、どう負荷をかけるかです

だから、年齢の問題だけで諦める必要はないんですよね。

もう遅い、ではなくて、どういう刺激を入れるか。どういう負荷をかけるか。そこが大事です。

何歳だから無理、ではなくて、今の自分に合った少し難しい課題を続けているかどうか。たぶん、見た方がいいのはそこなんだと思います。

年齢は変えられませんが、負荷のかけ方は変えられますからね。

脳はもう伸びない、はたぶん勘違いです。認知機能と脳の可塑性の話

脳は、大人になったらあとは落ちていくだけ、というものではありません。刺激や環境に応じて変わる力を、ちゃんと持っています。

ただし、変わるためには負荷が必要です。楽にできることの繰り返しではなく、少し難しいことに取り組むこと。そこがかなり大事です。

歳をとってからでは遅い、ではなくて、何歳からでも、適切な負荷をかければ変わる余地はある。

これはかなり希望のある話だと思うわけです。

それでは。

よくある質問

脳は何歳からでも本当に変わりますか?

変わります。もちろん若い頃と全く同じではありませんが、刺激や環境によって脳のつながり方は変わります。年齢だけで諦める必要はありません。

どんなトレーニングが効果的ですか?

今の自分にとって少し難しい課題です。楽にできることの繰り返しより、少し背伸びが必要な課題の方が脳は変わりやすいです。

楽しく続けるだけでは足りませんか?

楽しく続けることは大事ですが、それだけでは変化が小さいことがあります。少し難しい、少し負荷がある、そのくらいの課題が成長には必要です。

P.S.

広告写真の現場で師匠に弟子入りした頃、毎日、自分には無理だと思うような課題を出されていました。でも振り返ると、あの限界ギリギリの経験がいちばん目を育てたんですよね。脳も写真も、ちょうどいい負荷の積み重ねで育つのは同じだと思うわけです。

いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。