この記事の要点
- 年齢とともに落ちやすい力もありますが、逆に伸びていく力もあります。
- 感情を読む力や語彙力、経験をもとにした判断力は、50代・60代でも深まりやすいです。
- 「今さら」と思い込むと学びが止まりやすいので、そこを外すことがかなり大事です。
どうも岩崎です。
「もう歳だから、今から勉強しても」
こういう言葉を聞くことがあります。
でも、これは半分は合っているけど、半分は違うんですよね。
たしかに年齢とともに落ちやすい力はあります。
でもその一方で、年齢を重ねたからこそ伸びていく力もちゃんとあります。
今日はその話です。
年齢とともに落ちやすい力は、たしかにあります
まず正直に言うと、若い頃の方が強い力はあります。
たとえば、情報処理の速さとか、反応の速さとか、その場で一気に覚える力とかですね。
このへんは、やっぱり若い頃の方が有利なことが多いです。
なので、以前より覚えにくくなったなとか、反応が少し遅くなったなと感じるのは、ある意味では自然なんですよね。
ここだけを見ると、年齢とともに脳は下がっていく一方に見えるかもしれません。
でも、逆に年齢とともに伸びる力もあります
ただ、ここで話が終わらないのが面白いところです。
脳って、全部が一緒に落ちるわけではないんですよね。
むしろ年齢を重ねるほど深くなっていく力もあります。
たとえば、他人の感情を読み取る力です。
これは50代が高いという研究もあります。相手の表情とか空気感とか、言葉の裏にあるものを読む力ですね。
若い頃の瞬発力とは別の、人を見る力です。
語彙や知識は、むしろあとから厚みが出てきます
語彙力もそうです。
語彙のピークは60代後半から70代初めとも言われています。
つまり、年齢を重ねると全部鈍くなるわけじゃないんですよね。
言葉の引き出しが増える。経験と結びついた理解が増える。知識同士がつながる。そういう方向の強さは、むしろあとから出てきます。
以前お話しした結晶性知能って、まさにこのことです。
結晶性知能は、人生経験がそのまま土台になります
結晶性知能というのは、知識とか経験とか語彙とか、長い時間をかけて積み上がったものを使う力です。
要するに、知恵に近いものですね。
若い頃のような処理の速さとは違って、経験をもとに見抜く力とか、全体を見て判断する力とか、そういうものです。
これは、長く生きた人の方が強くなりやすい。
だから、年齢を重ねること自体が不利とは言えないわけです。
「今さら」と思った瞬間に、学びは止まりやすいです
ここで本当にもったいないのが、「今さら」と思ってしまうことなんですよね。
今さら始めても遅い。今さら勉強しても意味がない。そう思った瞬間に、試すことも学ぶこともやめてしまう。
そうすると、まだ伸びる力が残っていても使われないままになります。
要するに、年齢で止まるというより、思い込みで止まることの方が多いんですよね。
ここはかなり大きい差になると思います。
写真でも、年齢とともに深くなるものがあります
写真でも同じことを実感しています。
技術的なスピードだけを比べたら、若い頃の方が勢いはあったかもしれません。
でも今の方が、何を撮るべきかの判断とか、被写体との距離感とか、その場の空気の読み方とか、そういうものは深くなっている感覚があります。
若い頃には見えていなかったものが見えてくるんですよね。
これは単に年をとったからではなくて、経験が積み重なったからです。
今週の話も、結局は脳の使い方の話でした
今週は、パブリックコミットメント、イフ・ゼン、目標設定、セルフトーク、ワンクッション、笑いと、脳の仕組みを使った習慣化の話をしてきました。
どれも、年齢に関係なく今日から使える話です。
でも、年齢を重ねた人の方が、むしろこういう話をうまく使えることもあると思っています。
経験がある分、自分の傾向も見えていますし、何が続きやすいかもわかりやすいですからね。
勉強するのに遅すぎることはないです
勉強するのに遅すぎることはない。
これは励ましの言葉として言っているだけじゃなくて、脳の仕組みを見てもそうなんですよね。
落ちる力はある。でも伸びる力もある。
そして、その伸びる力は50代でも60代でも使える。
だから、もし今なにか学びたいことがあるなら、「今さら」で止めない方がいいと思います。
勉強するのに遅すぎることはないです。本当にそう思うわけです。
それでは!
よくある質問
-
50代や60代から勉強を始めても本当に伸びますか?
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伸びます。情報処理の速さは落ちても、感情を読む力や語彙力、経験をもとにした判断力は年齢とともに深まりやすいです。
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年齢とともに全部の能力が落ちるわけではないのですか?
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全部が落ちるわけではありません。処理スピードのように落ちやすい力もありますが、語彙や経験をもとにした判断力のように伸びやすい力もあります。
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なぜ「今さら」と思うと成長が止まりやすいのですか?
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行動しなくなるからです。伸びる力が残っていても、学ぶことや試すことをやめると、その力を使う機会そのものが減ってしまいます。
P.S.
広告写真の世界に入ってから今でも、「こういう表現ができるようになりたい」と思うことがあります。上達への欲求が消えないのは、ありがたいことだと思っています。「もう十分やった」と思った瞬間が、本当の終わりだと思っているので。
