読み手が先に心を閉じる瞬間”NGワードと避けたい言い回し”

どうも、岩崎です。

私は仕事柄、たくさんのチラシやLP、ブログ、広告文などを見ているんですが、時々「うーん、惜しいなぁ」と感じるコピーに出会うことがあります。

伝えたいことは伝わってる。 でも、なんか押しつけがましく感じて、読む気がなくなる。

今日はそんな「読み手が心を閉じる瞬間」について、実際によくあるNGワードや避けたい言い回しを例に出しながら話してみたいと思います。

“自分の気持ち”じゃなくて”売りたい気持ち”が前に出ると危険

たとえば、こんな言葉をよく見かけます。

「今すぐ行動しないと損します!」 「誰でも簡単に結果が出せます」 「今だけ限定、残りわずか!」

これ、まさに“売る側の都合”ですよね。

「早く買ってほしい」「迷ってほしくない」っていう気持ちはわかるんですが、こういうワードって読み手にとっては一気に“引き”のスイッチが入ります。

「うわ、売り込まれてる…」 「買わされそう」

そう感じた時点で、読む手が止まるんですよね。

人って、説得されるのは苦手なんです。 むしろ、自分の意志で「選びたい」んですよ。

写真でも同じ。”良い構図”を押しつけると伝わらない

これは写真にも通じる話で、よく「この構図が正解」「こう撮ると映える」と言われがちなんですけど、見ている人が「きれいだけど、なんかつまらないな」って感じる時って、大体“意図が透けて見える”時なんですよ。

「こう見せたい」よりも、「こう感じてもらえたらいいな」と思って撮った写真の方が、心が動いたりする。

コピーも同じです。 “売ろう”より“伝えよう”。

NGワードを避けるだけで印象が変わる

じゃあ、どうすればいいのか?

たとえば、

「今すぐ行動しないと損します!」 →「迷ってる方は、今のうちに一度だけ覗いてみてください」

「誰でも簡単に結果が出せます」 →「最初はちょっと難しく感じるかもしれませんが、慣れるとスムーズに進めます」

「残りわずか!」 →「在庫が少ないので、気になったらお早めにどうぞ」

このくらい“語りかける”言葉に変えるだけで、読み手の印象ってずいぶん変わります。

「あなたのことを考えて書いてるんですよ」という温度が伝わるかどうか。

結局、読み手は“言葉の裏にある感情”を敏感に感じ取ってるんですよね。

売りたい気持ちが出そうになったら?

私もよくあるんですけど、「これ絶対いいんだよ!」って気持ちが強くなりすぎて、ちょっとだけ言葉が押し気味になっちゃうこと。

そんな時は、一度深呼吸して、

「これ、自分が読む立場だったら、どんな気持ちになるかな?」 って考えるようにしてます。

読み手の視点を忘れない。 その視点があるだけで、NGワードは自然と消えていくんですよね。

ではまた。

P.S. 先日、お客さんに送った一通のメルマガの件名、「ごめんなさい、あれ実は…」という書き出しにしたんですが、開封率がめちゃくちゃ良かったんですよ(笑)。やっぱり、”興味”と”共感”が同時に動く瞬間って強いなと再確認しました。


いわさき写真教室をもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。