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親と子の絆を深めるために知っておきたいデジタルメディアの影響

これまで私は「デジタルメディアは脳発達に悪影響」というメッセージに関心を持っていました。最近では子どもたちのデジタルメディアの過剰な使用にブレーキをかける動きが増えてきたようです。

しかし、親たちのスマホやタブレット、パソコンの使用についてはどうでしょうか。

親が子どもといるときにデジタルメディアを使用する問題

自宅で子どもたちと一緒に過ごしているとき、もしくは外出先の公園や電車の中、レストランでスマホを触り続けている親御さんたちの姿は、よく目にします。こうした「子どもといるときに、親がデジタルメディアを使用する」ことについて、昨今発表されたある研究結果が警鐘を鳴らしています。

小児科、精神科、心理学、神経科学、教育の専門家で組織されている国際的な非営利組織「チルドレン&スクリーン」は、急速に増加するデジタル環境が子どもの発達にどのような影響を与えるかについてのレポートを発表しました。そのなかで注目されたのが、「親のデジタル端末の多用は親子関係に影響を与える」という指摘です。親がスマホを多用すると、親子間のコミュニケーションが中断され、子どもは親からの注意を引くために問題行動を起こすことが増えます。これを「テクノファーレンス」と呼び、親子関係の質に悪影響を及ぼします。

親がデジタルメディアを多用することの影響

生後1歳でサイズが2倍、2歳までに成人のサイズの80%まで増加すると言われる急速な脳発達の時期は、親が「最初であり、最重要の教師」です。その親がデジタルメディアを多用していると、それがモデルとして刷り込まれてしまううえ、親子間の愛着形成の妨げになる可能性があると、指摘されています。

子どもの脳は早期の親子関係を通じて発達します。親がスマホを多用すると、その影響が子どもの脳発達に及びます。例えば、親がスマホを見ていると、子どもは親からのフィードバックや関心を得にくくなります。これにより、子どもの情緒的な発達や社会的スキルの習得に悪影響を及ぼします。さらに、親子のコミュニケーションが減少することで、子どもは親との信頼関係を築きにくくなり、結果的に不安感や行動問題が増える可能性があります。

親子間のコミュニケーションと愛着形成

親子相互のコミュニケーションがデジタルメディアの多用によって中断されることは「テクノファーレンス」と呼ばれ、子どもの問題行動と関連していることが問題視されています。スマホやタブレットの過剰な使用は、子どもだけではなく、親御さんたち自身も注意を払う必要があるということです。

最も急速な脳発達を遂げる幼児期には、親子でたくさんの言葉を交わし、いろいろな体験を共有することが、子どもの脳と心を健全に育てる栄養となります。親がデジタルメディアを多用することで、この重要なコミュニケーションの機会が失われます。これにより、子どもは親からのフィードバックや関心を得られず、情緒的なサポートが不足します。このような状況は、子どもの自尊心や自己肯定感に影響を与え、長期的には学習意欲や社会的スキルの発達にも悪影響を及ぼします。

まとめ:親のデジタルメディア多用の影響と対策

親がデジタルメディアの使用を控えることで、子どもとの質の高い時間を増やし、健全な親子関係を築くことができます。それは、将来の子どもの幸福と成功に直結する重要なステップです。したがって、スマホやタブレットの使用を見直し、子どもとの時間を大切にすることが、親としての大切な役割であると理解していただきたいと思います。

親子の絆を深め、子どもの健全な発達を促進するためには、親がデジタルメディアの使用を控え、子どもとの直接的なコミュニケーションを大切にすることが必要です。これにより、子どもは親からの愛情や関心を感じ、安心して成長することができます。また、親自身も子どもとの時間を楽しみ、子どもの成長を実感することで、親子の絆を強化することができます。

参考

Digital Media and Developing Brains: Concerns and Opportunities

デジタル技術の普及が若者の脳の発達に及ぼす影響についてのレビューが行われました。幼児期、児童期、思春期におけるスクリーンメディア活動と脳の関係について検討され、トランスダイアグノスティックフレームワークが将来の研究に役立つことが示唆されました。デジタル技術の適切な利用が重要であり、若者の健康な発達を促進するために知識を活用した介入や政策が必要です。

いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。

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