ビジネスを始めるとき、多くの人が最初に考えるのが「ペルソナ設定」。
つまり「どんな人に買ってもらいたいか?」を明確にする作業です。
でも、このペルソナ設定、やり方を間違えると「想定していた人とは違う人が興味を持つ」なんてことが起こる。
「理想のお客さんを集めたいのに、なんか違う人ばかりが問い合わせてくる…」
こんな状態に陥っているなら、一度ペルソナの設定を見直してみるべきです。

ペルソナ=理想のお客さんとは限らない
「ペルソナ設定」と聞くと、多くの人が「理想のお客さんの姿を明確にするもの」と考えがち。
例えば、
- 「時間管理に悩んでいる個人事業主向けにオンライン講座を作りたい!」
- 「ダイエットを始めたい人向けにサプリメントを売りたい!」
と考えたとします。
でも、実際に申し込む人は「時間管理に悩んでいる人」ではなく、
「すでにビジネスをやっていて、もっと効率化したい人」だったりする。
「ダイエットを始めたい人」ではなく、
「すでにダイエットを試していて、もっと効果を出したい人」だったりする。
つまり、想定していたペルソナと、実際に興味を持つ人がズレていることがよくあるんです。
これはなぜ起こるのか?
理由はシンプル。
「なんとなくターゲットを決めているから」
本当に必要なのは、表面的な属性ではなく「今すぐ解決したい問題を持っている人」かどうか。
その人たちが求めるものは何なのか?
そして、どのように伝えれば「これこそが自分に必要なものだ」と思ってもらえるのか?
この視点が抜けると、いくらペルソナを決めても実際には響かない。
「どんな人が買ってくれるか?」の視点を持つ
ペルソナを決めるときにやるべきことは、
「この人は本当に今すぐ行動を起こすだろうか?」を考えること。
- その人は、すでに似たようなものを探しているのか?
- 今すぐ解決しなければならない悩みを抱えているのか?
- 何かしらの投資をしてでも改善したいと考えているのか?
ここをしっかり考えないと、「興味はあるけど買わない人」にばかりアプローチすることになる。
例えば、「副業を始めたい人向けに教材を売りたい」と思っても、
副業をこれから始めようと思っている人は「とりあえず情報収集」している段階。
でも「すでに副業を始めていて、もっと収益を伸ばしたい人」は、
「今のやり方を改善したい」という切実な課題を抱えている。
この違いを見極めることが、効果的なターゲット設定につながるんです。
「興味がある人」ではなく「今すぐ解決したい人」に届ける
ペルソナ設定の目的は、「興味を持つ人を増やすこと」ではなく、
「今すぐ行動を起こす人に届くようにすること」。
- 「ちょっと気になってる」レベルの人ではなく、
- 「今すぐ解決したい!」と考えている人にフォーカスする。
だからこそ、
「この人は、なぜ今すぐ解決しないといけないのか?」
を意識することが大事。
ペルソナを設定するなら、
- その人が今、何に悩んでいて、
- どんなきっかけで行動を起こすのか、
- どこで情報収集をしているのか。
ここまでしっかり考えてみてください。
そうすれば、「なんとなくのペルソナ」ではなく、
「実際に行動を起こす人」に届く仕組みが作れるはずです。
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