機能や数字だけでは、もう選ばれにくい。個のブランドで選ばれる時代の話

この記事の要点

  • 機能や数字での差別化は、みんなが同じことを言い始めるとすぐに弱くなります。
  • これからは 何ができるか だけでなく、誰がやるのか、どんな価値観でやっているのか が選ばれる理由になります。
  • AI時代は特に、情報の量より個のブランドが強い人の方が残りやすくなります。

どうも岩崎です。

写真の仕事をしていると、他のカメラマンと何が違うんですか、と聞かれることがあります。

昔はここに対して、機材のスペックとか、解像度とか、納品枚数とか、価格とか、そういう数字っぽい話で答えようとしていました。

でも正直、それで選ばれている感覚ってあまりなかったんですよね。

もちろん最低限の安心材料にはなります。けれど、最後に決まる理由はそこじゃない。もっと別のところで選ばれている感じがずっとありました。

今日はその話です。機能や数字だけでは、もう選ばれにくい。これからは個のブランドがかなり大事になる、という話ですね。

機能や数字での差別化は、すぐに埋もれます

少し前まで、LPの転換率何パーセントとか、CPAいくら以下とか、実績何件とか、そういう数字を前面に出したマーケティングって本当に多かったですよね。

でも最近、そういう見せ方って前ほど刺さらなくなっている感じがあるんです。

理由は単純で、みんなが同じことを言い始めるからです。

実績何件も競合が言っている。何パーセント改善も競合が言っている。満足度何パーセントも、だいたいみんな言っている。

そうなると結局、で、あなたじゃないといけない理由は何なんですか、という話になるんですよね。

機能や数字での差別化って、最初は強そうに見えるんですが、真似されやすいんです。真似されやすいものは、長くは差になりません。

そして最後は、価格で比べられやすくなる。ここに行くとしんどいです。価格を下げ続けることには、あまり出口がないですからね。

逆に、個が立っているものは残りやすいです

一方で、個を出している広告とか発信って、ずっと残るものがあるんですよね。

いわゆる王道のマーケティングとして完璧に整っているわけではない。なのに、ずっと出続けている。つまり反応が取れているから、継続できているわけです。

これって結局、個が機能しているんです。

誰が言っているのか。どんな価値観で言っているのか。どういう空気の人なのか。そこがちゃんと伝わると、数字や機能の比較だけでは動かない人が動くんですよね。

しかも、個を出して来てくれるお客さんって、価値観が合っていることが多いです。ここがかなり大きいです。

数字だけで集めると、たしかに人は来るかもしれない。でもミスマッチも増えやすい。個を出して集めると、数は少し絞られても、合う人が来てくれる。結果として成約後もラクなんですよね。

個のブランドって、難しく考えなくていいです

個のブランドというと、なんだか大げさに聞こえるんですが、そんな難しい話ではないです。

要するに、あなたが何者で、何を大事にしていて、誰のために何をしているのか。それが伝わっている状態のことです。

写真で言えば、同じ場所で同じ被写体を撮っても、撮る人によって写真はまるで違いますよね。使っているカメラの差というより、その人の眼の差の方がずっと大きい。

この眼の部分が、ブランドなんだと思うわけです。

スペックは真似できます。機能も真似できます。価格も寄せられます。でも、その人の眼とか、価値観とか、空気感とか、何に怒って何に喜ぶかみたいなところは、そんなに簡単に真似できません。

AIが増えるほど、個が弱いものは埋もれます

ここから先は、たぶんもっとこの傾向が強くなります。

AIが普及すると、情報はさらに増えます。文章も、画像も、構成も、ある程度の形は誰でも作れるようになる。

そうなると、個性のない量産型のものはもっと溢れます。しかも、そこそこのクオリティで大量に出てくる。だから余計に、どこにでもある感じのものは埋もれやすくなるんですよね。

この時に差になるのは、情報量ではなくて、その人らしさです。

AIを使っても個が立つ人と、AIを使うことで逆に薄くなる人に、かなり分かれていくと思います。

同じ道具を使っていても、何を残して何を削るか、どういう温度で出すか、何を大事にするかで、出てくるものはかなり変わりますからね。

機能や数字ではなく、誰がやるのかで選ばれる

これからは、何ができるかだけでは弱いです。

もちろん、機能も数字も必要です。最低限の安心材料にはなります。でも、それだけで選ばれる時代ではもうないんですよね。

誰がやるのか。どんな価値観でやるのか。どんな人に向けてやっているのか。ここまで伝わって初めて、比較を超えて選ばれやすくなります。

つまり、機能や数字の勝負から、個のブランドの勝負に移ってきているということです。

ここを避けて通るのは、たぶんもう難しいと思います。

機能や数字だけでは、もう選ばれにくい時代です

機能や数字での差別化は、みんなが同じことを言い始めた瞬間に弱くなります。

だからこれからは、何ができるかだけでなく、誰がやるのかを見せていく必要があります。

あなたが何を大事にしていて、どんな人のためにやっていて、どんな眼で物事を見ているのか。そこが伝わるようになると、機能や数字だけでは取れないお客さんが動き始めます。

個を出すのが苦手な人は多いです。でも、そこを避け続けると、逆にどこにでもある感じになって埋もれやすくなる。

だったら、少しずつでも出した方がいいんですよね。今の時代は、その方がたぶん強いです。

今週はこのあたりの話を続けてしていきます。

それでは。

よくある質問

機能や数字を出すこと自体はダメなのですか?

ダメではありません。安心材料としては必要です。ただ、それだけでは差になりにくくなっているので、誰がやるのか、どんな価値観かまで見せた方が強いです。

個のブランドって、具体的には何ですか?

その人が何者で、何を大事にしていて、誰のために何をしているかが伝わっている状態です。スペックではなく、その人の眼や価値観が伝わることが大事です。

AI時代に、なぜ個がより大事になるのですか?

情報やコンテンツの量が一気に増えるからです。量産型のものは埋もれやすくなるので、誰が言っているのか、どんな温度で出しているのかが差になりやすくなります。

P.S.

個を出すのが苦手な方は多いです。でも案外、日常の中にすでにらしさは出ています。むしろ出しすぎて困るくらい出した方が、刺さる人には刺さります。全部入れて薄めるより、少し尖らせた方が今は強いと思うわけです。

いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。