どうも岩崎です。
最近、ずっと気になってる喫茶店があるんです。
駅からちょっと歩くし、建物も特別おしゃれってわけじゃない。
でも、なぜか前を通るたびに目が止まる。
で、ふと思ったんです。
これって、「説明できないけど、なぜか気になるもの」の存在。
ビジネスでも、発信でも、人間関係でも、
実はこのなんとなく惹かれるって感覚こそが、
人の行動を動かす本質なんじゃないかと。
今日はその「見えない力」について話そうと思います。

惹かれる理由は、論理ではない
SNSをなんとなく眺めていて目に入る投稿。
構図も色も特別じゃないのに、ふと目が止まる写真。
逆に、すごく整ってる投稿でも、スルーすることもある。
「いいね」した理由を聞かれても、
「なんとなく」としか言えない。
でもこの「なんとなく」って、すごく大きな力なんです。
見えない力は、安心感や親しみでできている
喫茶店の例で言えば、
外観に派手さはないけど、ガラス越しに見える店内の空気感が、
どこかホッとさせてくれる。
誰よりも技術があるとか、安いとかじゃなく、
「なんか安心できそう」
「この人なら丁寧に対応してくれそう」
そう感じるかどうかが、選ばれる理由になったりします。
それは、にじみ出る空気みたいなもの
じゃあ、どうしたらその見えない力を出せるのか?
答えは、派手な装飾ではなくて、
「普段からどんな雰囲気をまとってるか?」です。
写真で言えば、表情やポーズよりも、
手元の自然な動きだったり、写ってる空気感。
文章なら、「〜してみてください!」じゃなくて、
「こんな風にしてみてもいいかもしれませんね」のような、
ちょっと寄り添う感じの言葉づかい。
これが見えない重力になって、相手を惹きつけてくれる。
万有引力は、モノだけじゃない
高校の物理で習った「万有引力の法則」、覚えてますか?
地球とリンゴが引き合うように、
すべての物体は、他の物体を引っぱる力を持っている。
この法則、実は人と人との関係にも当てはまると思っていて。
たとえば、言葉や写真も含めて、
何かを見たときに「気になる」と感じるのは、
その人やそのものが見えない力で引き寄せているからじゃないかなと。
物理の法則って、理系だけの話じゃなくて、
人が「行動を起こす理由」にもつながってるんですよね。
伝えたいことは、「自分らしさ」がちゃんと届くか?
だから「目立とう」とか「差別化しよう」とするより、
- ちゃんと顔が見えるか
- 変に飾っていないか
- 普段のままの自分がにじみ出てるか
こっちのほうが大事だと思うんです。
誰かの心に引っかかるには、
派手さよりも「この人、なんかいいな」って思わせる
空気のほうがよっぽど強い。
「自然と気にしてもらえる発信」は、自然体から生まれる
人は理屈で動いているようで、
実は空気で動いています。
「なんとなく惹かれる」っていうのは、
自分では気づきにくいけど、
ちゃんとにじみ出てる雰囲気に引き寄せられてる。
だからこそ、無理に目立とうとしなくていい。
写真も、言葉も、整え方ひとつで、
「なんか気になる存在」になれる。
今の自分にできることの中で、
少しだけ「らしさ」を見せていく。
それが、ほんとうに届く発信になるんじゃないかなと思います。
ではまた。
P.S.
実はね、あの喫茶店、
バタートーストに蜂蜜がついてるらしくて。
でも、それもメニューには載ってなかったんです。
よく「引き寄せの法則」とか聞くけど、
あれってちょっと違和感があるんですよね。
引き寄せられたから来た、というより、
ちょっと気になったから来た、の方がしっくりくる。
それがSNSの投稿や発信の場合もあれば、
チラシやDMだったりすることもある。
「引き寄せる」って言葉には、
勝手に人が集まってくるようなイメージがあるけど、
そんなことって実際はないと思うんですよね。
人の気持ちってコントロールできないし、
しようとした時点で、もうズレてくる。
だから「なんとなく気になってもらえる」くらいの、
自然さがちょうどいいなと思うんです。
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