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AI・仕組み化・自動化の落とし穴

ここ数ヶ月で、AIやChatGPTの普及は目覚ましいものがあります。

SNS、LINE、動画などのプラットフォームや関連ツールも次々と登場し、「仕組み化」「自動化」という言葉が多くのコンサルタントによって飛び交うようになりました。

確かに、これらの技術は効率化を促進し、ビジネスの飛躍的な成長に貢献する可能性を秘めています。

しかし、その一方で、軽視すべきではない重大な落とし穴が存在します。

それは、「効率」と「価値創造」の混同です。

AIや自動化ツールは、既存の作業を高速化し、時間や労力を大幅に削減するのに優れています。しかし、それ自体で新たな価値を生み出すわけではありません。

例えるなら、高速道路は車の移動時間を短縮しますが、目的地そのものが目的ではないはずです。

低品質なコンテンツを効率的に量産しても、それは単なる情報の洪水に過ぎません。視聴者に刺さらない動画を大量に制作しても、エンゲージメントを獲得することはできません。

むしろ、ブランドイメージが下がるリスクがあります。

AIや最新のプラットフォームも同様です。初期段階では優位性を持つ可能性がありますが、その恩恵はすぐに陳腐化します。

かつてiPhone3Gsが画期的だったように、今ではスマホは誰もが持つ必需品となりました。インスタ集客のノウハウも一時的なブームに過ぎず、今では誰もが知る基本知識となっています。

さらに深刻なのが、ツール依存という問題です。

多くの経営者は、「SNSやライブ配信」「AIによる自動化」といった施策こそが、集客やビジネス成功の鍵だと誤解しています。

しかし、これらはあくまで手段であり、本質的な解決策ではありません

実際、多くの経営者は集客のための作業に追われ、本来のビジネスの価値提供がおろそかになっています。結果として、得意分野ではない作業に時間を費やし、正当な評価を得られない顧客に振り回されるという悪循環に陥ります。

このような状況を生み出すのは、情報の氾濫信頼性の欠如です。「◯をすれば結果が出る」と謳う情報が溢れ、その中には根拠のない机上の空論も少なくありません。

専門家風の語り口に惑わされ、効果のない方法に時間とリソースを浪費してしまうのです。

では、集客の問題を真に解決し、持続的なビジネス成功を実現するにはどうすれば良いのでしょうか?

その答えは、「価値創造」こそが本質であるということです。

まず、自社のビジネスの本質を理解し、何がお客さんに価値を提供しているのかを明確にする必要があります。効率化や自動化は、その後のステップです。価値の創造がなければ、どれだけ効率化しても意味がありません。

価値提供に注力し、お客さんに満足感を与えることで、自然と集客は加速します。その上で、効率化や自動化を戦略的に活用することで、さらなる飛躍を遂げることができるのです。

AIや仕組み化・自動化は、強力なツールですが、使い方を間違えれば逆に足を引っ張ることになります。本質を見失わず、価値創造を常に最優先に考えることで、ビジネス成功への道を歩むことができるのです。

AI・仕組み化・自動化を成功させるための3つのポイント

  1. 価値創造を最優先に考える

常にお客さんの視点に立ち、何が価値を提供しているのかを意識することが重要です。その上で、AIや仕組み化・自動化を価値創造を促進するための手段として活用しましょう。

  1. 具体的な指標を設定し、効果を測定する

AIや仕組み化・自動化の効果を定量的に把握するためには、具体的な指標を設定し、定期的に測定することが重要です。指標に基づいて分析・改善を繰り返すことで、より効果的な運用を実現することができます。

  1. 人材育成とコミュニケーションを図る

AIや仕組み化・自動化を導入する際には、従業員の理解と協力を得ることが不可欠です。導入の目的やメリットを明確に伝え、適切なトレーニングを提供することで、スムーズな導入と運用を実現することができます。

まとめ

AIや仕組み化・自動化は、ビジネスを飛躍的に成長させるための強力なツールとなり得ます。

しかし、本質を見失わず、価値創造を常に最優先に考えることで、真の成功を収めることができるのです。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。