この記事の要点
- PM2.5は非常に小さな大気汚染物質で、肺だけでなく脳にまで到達する可能性があります。
- 認知機能の低下や認知症リスク、子どもの脳発達への影響が近年の研究で指摘されています。
- 大気汚染情報の確認、不織布マスク、幹線道路を避けること、空気清浄機の活用などが現実的な対策です。
どうも岩崎です。
最近は花粉がひどくて、マスクが手放せない日が続いています。
で、そういえば 花粉が多い日はPM2.5も多い なんて言いますよね。スマホの天気アプリを開いたら PM2.5:やや多い と表示が出ていて、そういえばPM2.5ってそもそも何なんだっけ と改めて気になって調べてみました。
そうしたら、思っていた以上にヤバい話が出てきたので、今日はその話をシェアしたいんですね。

そもそもPM2.5とは何か
PM2.5というのは、大気中に漂う非常に細かい粒子のことです。大きさが2.5マイクロメートル以下の超微小なものを指します。
どのくらい小さいかというと、髪の毛の太さのおよそ30分の1くらいのサイズです。目に見えるわけがないんですね。
車の排気ガス、工場の煙、タバコの煙などが主な発生源で、気温が高い日や花粉の季節に増えやすいと言われています。喉の痛みや鼻水の原因になることがあるのは知っていた方も多いかと思います。
でも、問題はそれだけではないんです。
PM2.5は脳にまで入り込む可能性があります
ここはかなり大事です。
PM2.5が怖いのは、その小ささゆえに肺の奥深くまで入り込み、さらに血流に乗って全身をめぐってしまうことです。そして近年の研究では、脳にまで到達する可能性があることがわかってきました。
これ、聞いた瞬間に え、脳に入るの ってなりますよね。私もなりました。
脳に入り込んだPM2.5は、脳の血管に炎症や障害を引き起こし、脳組織を萎縮させることが指摘されています。つまり、鼻や喉の不快感だけで終わる話ではなく、もっと深いところで脳の健康に関わってくるわけです。
認知機能の低下との関係が指摘されています
PM2.5の影響の一つとして挙げられているのが、認知機能の低下です。
近年の研究では、PM2.5への暴露が脳の血管系に炎症や障害を引き起こし、それが認知機能の低下につながる可能性が指摘されています。
つまり、大気汚染というと呼吸器の話で止まりがちなんですが、実際には、物忘れや集中力のような脳の働きとも無関係ではない可能性があるんですね。
認知症リスクとの関連も報告されています
ここも見逃せません。
カナダのケベック州で行われた大規模な調査では、PM2.5への暴露と認知症の発症リスクに関連があることが報告されています。
認知症というと、遺伝や加齢の問題として考えがちですよね。でも、生活環境の中にある空気の質も、無視できない要因かもしれないということです。
これはかなり大きな話だと思うわけです。なぜなら、私たちは毎日空気を吸っているからです。
子どもの脳発達への影響も確認されています
さらに怖いのは、発達期の子どもへの影響です。
南カリフォルニア大学が1万人の子どもを対象に行った調査では、PM2.5への暴露が子どもの脳容積に影響を与えることが報告されました。具体的には、脳の灰白質の減少が確認されています。
灰白質というのは、思考、判断、感情、記憶、運動など、人間らしいあらゆる脳の働きと関わっている部位です。
つまり、外で遊ばせよう、外の空気を吸わせよう、というのは基本的には良いことなんですが、大気環境が悪い日は少し注意した方がいいということなんですね。
目に見えないからこそ、PM2.5は油断しやすいです
花粉は目がかゆくなるからわかりやすいですし、黄砂は空がかすむので気づきやすいですよね。でもPM2.5は、目に見えないし、すぐに体調に出るわけでもない。だから意外と無防備になりやすいんです。
別に今は元気だし、という感覚もよくわかります。でも、脳への影響というのは、じわじわと積み重なっていくものです。だからこそ、早いうちから習慣で防ぐという発想が大事なんですね。
今日からできる対策があります
じゃあどうすればいいのかという話ですが、難しいことは何もなくて、要するに 吸わないようにする工夫 です。
- 天気予報と同じ感覚で、大気汚染情報も日々チェックする
- 濃度が高い日は屋外活動を控える
- 外出時は不織布マスクを使う
- 通勤やウオーキングのルートは、交通量の多い幹線道路を避ける
- 自宅に空気清浄機を置く
ちなみに、不織布マスクは布マスクより防御性能がかなり高いです。花粉対策の感覚でPM2.5対策にも使えるので、一石二鳥ですね。
大気汚染情報は、環境省の そらまめ君 というサービスでも確認できますし、最近は天気アプリに表示されるものも増えてきています。
目に見えない敵ほど、知っておくことが大事です
ここまでの話をまとめると、やっぱりこれなんです。
PM2.5は、喉や鼻の不調だけではなく、脳にも影響を及ぼす可能性がある大気汚染物質です。認知機能の低下や認知症リスク、子どもの脳発達への影響まで考えると、私たちはもっとこの問題を身近なこととして見た方がいいんですね。
だから大事なのは、目に見えないからといって無視しないことです。花粉情報を確認する感覚でPM2.5も確認する。マスクをつける。ルートを工夫する。空気清浄機を活用する。こういう小さな対策の積み重ねが、目に見えない敵から脳を守る習慣につながっていくと思うわけです。
よくある質問
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PM2.5とは何ですか?
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大気中に漂う非常に小さな粒子状物質で、粒径が2.5マイクロメートル以下のものを指します。目に見えないほど小さいため、肺の奥深くまで入り込みやすいのが特徴です。
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PM2.5は脳にも影響しますか?
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近年の研究では、PM2.5が肺から血流に乗って脳に入り込み、脳の血管系に炎症や障害を引き起こす可能性が指摘されています。認知機能や認知症リスクとの関連も報告されています。
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今日からできる対策はありますか?
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大気汚染情報の確認、不織布マスクの着用、濃度が高い日の屋外活動を控えること、幹線道路を避けること、空気清浄機の活用などが現実的な対策です。
P.S.
調べていたら、PM2.5の屋内濃度は屋外の30〜60%程度というデータも出てきました。空気清浄機があっても完全にゼロにはならないらしいです。でも、対策しないよりははるかにマシなんですよね。見えないものほど後回しにしやすいですが、こういうところこそ習慣で守るしかないんだと思います。
