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「なぜ人はすぐに先延ばしするのか?」脳がやるべきことを後回しにする理由と対策

どうも、岩崎です。

毎年この時期になると、確定申告をギリギリまで放置する人が続出しますよね。
「今年こそは早めにやるぞ」と思ってたはずなのに、気づけば締め切り直前。
税務署のサイトが混み合い、パソコンの前でため息をつく…。

「わかってるのに、なぜかやらない」。

これは確定申告に限らず、仕事や日常生活でもよくある話。
例えば、

  • 締め切りがある仕事を後回しにして、ギリギリになって焦る
  • 部屋を片付けなきゃいけないのに、ついスマホを触ってしまう
  • 運動しようと思ってるのに、「明日からでいいか」と言い訳する

こういう「やらなきゃいけないのに、できない」という状況、誰でも経験してると思います。

でも、これはあなたの意志の問題じゃなく、脳の仕組みのせいなんですよね。
今日は、「先延ばし」のメカニズムと、それを防ぐ方法について話していきます。

なぜ人は先延ばししてしまうのか?脳の仕組みを知る

1. 脳は「今楽しいこと」を優先する

脳には、「苦痛を避け、快楽を求める」性質があります。
これを「現状維持バイアス」と言います。

要するに、脳はできるだけラクしたいんです。
だから、ちょっと面倒なことがあると、「今やらなくてもいいんじゃない?」と回避しようとする。

例えば、
・ダイエットしようと思ってるのに、目の前のケーキを食べてしまう
・仕事の資料を作らなきゃいけないのに、SNSをダラダラ見てしまう

脳は、目先の快楽を優先するようにできているんです。

2. 「未来のこと」は軽く考える

これを「時間割引率」といいます。
簡単に言うと、未来の利益より、目の前の快楽を優先するという脳のクセ。

例えば、
・3ヶ月後に健康になるために運動しよう → でも、今はゴロゴロするほうが楽しい
・1週間後のプレゼンの準備をしなきゃ → でも、今日はまだ時間があるし、Netflix見よう

人間の脳は、未来のことを「遠いし、今は気にしなくていいか」と軽く考えるようにできているんです。

3. 「完璧にやりたい」が足を止める

意外かもしれませんが、完璧主義の人ほど先延ばししがちなんです。

・「しっかり準備してからやろう」
・「もっといいアイデアが出てからやろう」

こう考えているうちに、どんどん手が止まってしまう。
結局、締め切りギリギリになって、慌ててやることになります。

完璧を求めるあまり、最初の一歩が踏み出せないんですね。

先延ばしを防ぐための対策

1. 「とりあえず2分だけやる」作戦

脳は、「やるか、やらないか」を決めるのが苦手。
でも、「ちょっとだけならやる」と思うと、ハードルが下がります。

・ 「2分だけやろう」と決めて作業を始める
・ 「とりあえず1行だけ書いてみる」

不思議なことに、一度始めると「もうちょっとやるか」となって、そのまま続けられることが多いんです。

これを「作業興奮」といいます。
一度動き始めると、脳の側坐核が活性化して、やる気が後からついてくる。

2. 「目に見える形」にする

・ やるべきことを紙に書き出す
・ リスト化して目の前に貼る

例えば、「今週のタスク」をホワイトボードや付箋で可視化すると、
脳が「これをやらなきゃ」と認識しやすくなります。

3. 「期限を短くする」

締め切りが遠いと、つい後回しにしがち。
だから意図的に期限を短く設定すると、行動しやすくなります。

例えば…

✖ 「1週間以内にやる」 → いつでもできるから、先延ばしにしやすい
◎ 「今日の18時までにやる」 → すぐ動かないと間に合わない

こうやって、締め切りを細かく区切ることで、脳をスムーズに動かせます。

4. 「ご褒美」を設定する

脳は「報酬があると行動しやすい」という特徴があります。

例えば…

・タスクを終えたら、お気に入りのカフェに行く
・30分集中したら、5分スマホをいじるOKにする

「やったら楽しいことが待ってる」と思うと、行動しやすくなります。

まとめ

結局、人が先延ばしにするのは「脳の仕組み」のせい。
だから、「やる気を出そう」と思っても、うまくいかない。

でも、脳のクセを逆手に取ると、行動しやすくなります。

少し工夫をすれば、「やらなきゃ…」と悩まずに、スムーズに動けるようになります。

結局、「やる気が出たらやる」じゃなくて、「やり始めたらやる気が出る」。
この順番を意識すると、先延ばしが減っていくはずです。

ではまた。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。