どうも岩崎です。
突然ですが、最近の天気予報、当たりませんよね。
6月なのに30度を超えたと思えば、翌日は雨で肌寒かったり。
「昨日、晴れるって言ってたやん…」と、スーツのままびしょ濡れになってる人を見かけると、予測ってなんなんだろうって思います。
実はこの予測の難しさ、ビジネスにもまったく同じことが言えるんですよね。
ということで、今回は「不確実性」をどう捉えるか?について、物理学の「量子力学」をヒントにお話ししていきます。
ちょっとだけ理科っぽい話になりますが、安心してください。
ちゃんとビジネスの話に落とし込みますので。
では、いってみましょう。

「観測したら結果が変わる」ってどういうこと?
量子力学というのは、原子よりも小さな世界の話なんですが、そこで起きる現象は「常識」とはかなり違います。
たとえば「電子」という粒子。これは、「観測するまで、どこにあるか分からない」という性質を持っています。
なんとなく意味わかるようで、わからないですよね(笑)
でもこれ、ビジネスにもそっくりなことがあるんです。
たとえば、「この商品、売れるかな?」と社内で話し合っていても、実際に広告を出してみないと本当の反応はわかりません。
つまり、「出してみないと分からない」のが実態なんです。
そして、面白いのがここから。
観測したことで「その後の動きが変わる」ことまであるんですよね。
広告を出すと、その商品を見た人が、他の商品と比較し始める。
結果的に、思わぬ商品が売れたり、口コミが動いたり、社内の注目が変わったりする。
まさに量子の世界と同じで、「観測(=行動)」が現実を変えていくわけです。
「結果が決まっていない世界」でどう動く?
私たちはついつい、「正解を出してから動こう」と考えてしまいます。
でも、今のような変化の激しい時代においては、「最初から決まった正解」なんてものは存在しないんですよね。
むしろ、「動いてみる」ことでしか、道は見えてこない。
これってまさに「量子力学的思考」なんですよ。
観測しないと、結果がわからない。 観測すると、可能性が一つに絞られる。
つまり、「決める=可能性をつぶす」でもあるわけで。
だからこそ「柔軟な思考」や「仮説のまま走ってみる勇気」が、ものすごく大事なんです。
変化を恐れるより、変化と「共に生きる」
この「変化が前提」の時代において、何よりも問われているのは、
変化を予測する力よりも、
変化を受け入れる力なんじゃないかと、私は思っています。
もちろん、ビジネスの舵取りとして予測は大事です。
でも、もっと大事なのは、「どんな結果が出ても、そこから調整できる力」。
つまり「観測してからが勝負」という考え方。
実際、私が広告を出すときも、「これが100%正解!」と思って出すことなんてまずありません。
むしろ、「この反応が出たらこう動く」「うまくいかなければ、こっちに切り替える」っていうふうに、複数の分岐を持たせておく。
この設計こそが、量子論的な戦略だと思っています。
固定観念は、チャンスを減らす
最後に、もうひとつだけ。
量子の世界では、「観測者が世界を決めてしまう」って考え方があります。
これってつまり、あなたの見方次第で、可能性が狭まっているかもしれないってことなんですよね。
「うちの業界では無理だよ」 「このやり方しかないよ」
そんな言葉に縛られてしまうと、本来あるはずの可能性すら見えなくなってしまう。
だから、変化を前向きに受け止めて、「いったんやってみよう」ってスタンスがすごく大事なんです。
もちろん、全部がうまくいくわけではありません。
でも、やってみることで初めて反応が返ってきて、そのデータが次の一手を教えてくれる。
そうやって、結果を生み出していくのが、今の時代に合ったやり方なんじゃないかなと私は思っています。
いきなり完璧な答えを求めるのではなく、「変化の中で動きながら、形にしていく」。
それが、量子論的ビジネス思考の本質です。
ではまた。
P.S.
先日、駅前のパン屋さんで「バター多めのクロワッサン」が数量限定で出てたんですが、これがもう絶品で…。
でも、次の日行ったらもうなかったんです(涙)
「あるうちに行動する」って、ビジネスもパンも一緒ですね。
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