どうも、岩崎です。
最近参加したセミナーがあるんですけど、言いたことはわかるんだけど、ちゃんと台本あるのかな?話がバラバラでうまくまとまりきれていないという印象がありました。やっぱり、台本は必要だと思う今日この頃です。
セミナーを通してお客さんを獲得する、なんてビジネスモデル、最近よく聞きますよね。
で、そんなセミナー、成功させるために欠かせないのが台本。つまり、トークスクリプトです。
この台本がしっかりしていると、話がスムーズに進み、聞き手にしっかりメッセージが伝わります。でも、ただ台本を作ればいいってわけじゃないんですよね。
なんで台本が重要なの?
台本って、単に話の順番を決めるだけのものじゃないんです。
聞き手に「なるほど!」って思わせて、最終的に行動してもらうための設計図なんです。だから、しっかり作り込むことで、セミナーが一気にプロフェッショナルなものになります。
その道のプロなんですからね。
成果の出るセミナーってどんな感じ?
成功するセミナーには、共通する要素があります。
それが「自分の体験」とか「お客さんの成功事例」、「お客さんの声」です。こういうリアルな話を交えると、聞き手も「これ、自分にも当てはまるかも?」って思ってくれるんです。
だって、実際にあったことの方が、ずっと心に響くじゃないですか。
エピソードや成功事例の選び方って?
ここがポイントです。エピソードや成功事例を選ぶときは、聞き手が「そうそう、これこれ!」って共感できるものがいいんです。
例えば、あなたが話すエピソードが、聞き手の現状と似ていれば、彼らは「自分もできるかも」って前向きに考え始めますよね。
成功事例も、結果だけじゃなくて、その背景やどうやってそこに至ったのかを詳しく話すと、聞き手も具体的にイメージしやすくなります。
会話形式でリアリティをアップ
さらにリアリティを出したいなら、会話形式がオススメです。スライドを見ながら淡々と話すのもいいんですが、少し会話を加えると、一気に引き込まれる感じになります。
たとえば、
「岩崎さん、実は〜に本当に悩んでいて…」
「え?そうなんですか?具体的にどんなことされたんですか?」
みたいに、会話を再現してみるんです。
なんで会話形式がいいの?
会話形式を取り入れると、セミナーが一気に親しみやすくなるんです。
だって、人は会話を通じて情報を受け取ると、その話に自然と引き込まれやすくなるんですよね。
話を具体的にイメージしやすくなり、興味もどんどん湧いてくるんです。
落語に学ぼう
もっと自然に、そして上手に会話形式を取り入れるためには、落語を参考にしてみましょう。
落語って、一人で何役も演じ分けて、聞き手の頭の中に鮮やかな映像を作り出す技術があるんです。落語の「間」や「繰り返し」をセミナーに取り入れると、聞き手を飽きさせずに、内容をより深く印象付けることができます。
落語の一例:寿限無
「寿限無」は、落語の中でも特に有名な噺です。物語の内容は、ある夫婦が生まれた子供に縁起の良い名前をつけたいとお寺の和尚さんに相談に行き、たくさんの縁起の良い言葉を教えてもらうのですが、欲張って全部の言葉を名前にしてしまうという話です。
結果、子供の名前がとても長くなり、「寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の水行末雲来末風来末…」と延々と続く長い名前になってしまいます。
この噺のポイントは、話し手が一人で複数のキャラクターを演じ分け、名前を繰り返し言うリズムやテンポで、聞き手を引き込むところにあります。しかも、長い名前を何度も言うことで笑いが生まれ、物語が進むにつれて聞き手はどんどん引き込まれていきます。
セミナーにどう活かせる?
この「寿限無」のように、セミナーでも複数のキャラクターを演じ分けたり、繰り返しを使ったりすることで、聞き手の注意を引きつけることができます。たとえば、セミナーでお客様の成功事例を紹介する際に、実際の会話を再現してみると、話に臨場感が生まれます。
「お客様が『最初は半信半疑だったんですけど…』とおっしゃってましたが、実際に試してみたら、今では『これは手放せません!』とおっしゃるまでに。」
こんな風に、相手の言葉をそのまま再現するだけで、聞き手は「本当にそんなことがあったんだ!」と感じやすくなるんです。
ストーリーの力ってすごい
昔から、ストーリーは人の心を動かしてきました。
聖書や古事記、正史三国志なんかも、物語の力で何千年も語り継がれてきたわけです。セミナーでもストーリーを使うと、メッセージがただ伝わるだけじゃなく、心に残るんです。
具体的なスクリプト作りのステップ
実際にスクリプトを作るときは、まずセミナーの目的を明確にしましょう。
次に、伝えたいメッセージやポイントをリストアップして、それに関連するエピソードや会話を考えてみてください。
そして、それらを自然な流れで組み立てたスクリプトを作成し、実際に声に出してリハーサルをしてみることをおすすめします。
違和感がないか、聞き手にどう伝わるかをしっかり確認しましょう。
参加型セミナーで盛り上げる
セミナーの途中で、質疑応答の時間を作ったり、簡単なディスカッションを取り入れると、聞き手の参加意識が高まります。
「あなたならどうしますか?」と問いかけるだけでも、聞き手が自分ごととして考え始め、セミナー全体への興味が増します。
フィードバックでどんどん改善
作ったスクリプトは、ぜひフィードバックを活かしてどんどん改善していきましょう。
セミナー後にフィードバックを収集して、次回に活かすことで、どんどん質の高いセミナーができるようになります。
まとめ
少し工夫を加えただけで、あなたのセミナーは一段と魅力的になります。落語の技法や会話形式、エピソードを活用して、聞き手を引き込むセミナーを作り上げましょう。
プロの噺家じゃなくても、工夫次第であなたのセミナーは大成功を収めるものになります。まずは、スクリプトにちょっとした会話やエピソードを加えて、次回のセミナーで試してみてください。
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