成果を「増幅」させる!ビジネスにおける「共鳴」の法則

どうも岩崎です。

かなり前の記事なんですけど、興味深い記事を見かけました。

米国のある飲料メーカーが、
「SNS広告の動画にある一音を仕込むだけで、広告効果が3倍になった」と発表したんです。

Nielsen(ニールセン)の広告共鳴

そのある一音とは、
人間の耳にはほとんど聞こえないけれど、感情に微細に作用する共鳴周波数。

正直、これってスピリチュアルの話にも聞こえますよね。
でも実際には、これ、物理学の話なんです。

今日はこの「共鳴」という現象が、
なぜビジネスにおいても重要なのか?
そしてどうすれば、自分の発信やサービスに“共鳴”を起こせるのか?

そんな話をしてみようと思います。

そもそも「共鳴」って何?

物理学でいう「共鳴」は、
特定の周波数で振動を与えると、
物体が自分のリズムで大きく揺れはじめる現象のことです。

たとえば、ある周波数の音を当てると、
ワイングラスがびりびり振動しはじめ、やがて割れる…という現象があります。

これは、音の周波数とワイングラスの「固有振動数(=共鳴しやすい周波数)」が
ぴったり合ったときに起きるものです。

つまり、
合えば、増幅する。

力を入れなくても、ピッタリ合えば、
勝手に力が大きくなっていく。

これが「共鳴」のすごさです。

ビジネスで「共鳴」が起きる瞬間

この共鳴の話、じつは
ビジネスでもまったく同じことが起きています。

たとえば、

  • SNSに何気なく書いた投稿が、なぜかバズった
  • ある言葉を使ったら、お客さんの反応が一気に変わった
  • 広告の出し方を少し変えたら、申し込みが倍になった

こういった出来事には、
必ずどこかで共鳴が起きています。

つまり、相手の中の「共鳴周波数」にピタッとハマったということです。

なぜ共鳴が起きると、成果が「増幅」されるのか?

人間も、無意識に自分の波長に合うものを感じとっています。

その感覚はとても微細で、
「この人、なんか話がわかるなあ」とか、
「なぜかわからないけど、気になってしまう」みたいなかたちで現れます。

広告も投稿も、説明も価格も、全部それらを通じて
波動を出しているんですね。

そして、その波が、
読み手や聞き手の「感情」や「価値観」のどこかに触れると、
そこから一気に反応が増幅していきます。

これが、ビジネスにおける「共鳴の法則」です。

あなたの商品・サービスが「共鳴」するには?

では、どうすればその共鳴を起こすことができるのか。

1. 誰の共鳴を起こしたいのかを明確にする

たとえば、

  • 価格に敏感な人
  • 時間を大事にしている人
  • 専門的な話が好きな人
  • 感情で動く人

これが違えば、「刺さる言葉」もまったく違いますよね。

まずは、その人の周波数を探ることが最初です。

2. その人が響く言葉・写真・表現を選ぶ

これは、コピーライティングでも、写真選びでも、構成でも、全部そう。

伝えたいことをこちらの言葉で語るのではなく、
相手の世界で通じる表現に変換することが大切です。

「忙しい主婦」に共鳴させたいなら、

  • 長文よりもサッと読める文
  • 専門用語よりも日常語

「わかってくれてる感」が伝わる事例 を使うのが効果的ですよね。

逆に、ビジネスマンがターゲットなら、

  • データや実績
  • 再現性のあるロジック
  • 専門性 が共鳴の材料になります。

合わない人に響かせようとすると、逆効果

よくある間違いは、

「たくさんの人に響かせようとする」こと。

共鳴って、ぴったり合うからこそ起きる現象です。

つまり、合わない人にはまったく響かないということでもあります。

でも、それでいいんです。

逆にいえば、
「誰にとっても普通」な発信は、誰にも共鳴しないということ。

ビジネスは、万人にモテる必要なんてありません。

ぴったり響く人にだけ、増幅して届けばいいんです。

共鳴が生まれると、伝えるエネルギーがいらなくなる

そして面白いことに、
共鳴が起きると、「頑張って伝える」必要がなくなるんです。

勝手に広がって、
勝手に相手が動いてくれて、
しかも、その人がまた他の誰かに伝えてくれる。

だから、共鳴は「伝える労力」を減らしてくれるんです。

成果は「頑張り」じゃなく「共鳴」で決まる

・共鳴とは、波長が合ったときにエネルギーが増幅される現象。
・ビジネスでも、合う相手に刺さると成果が一気に伸びる。
・万人受けより、一人にぴったりを目指す。
・共鳴が起きれば、伝える力をかけなくても広がっていく。

物理学の「共鳴」から学べることは、
がんばって広げるよりも、ぴったり合うことを優先しよう、という教訓なのかもしれません。

今日から少しだけ、「合う人にだけ届ける」という意識で
言葉や写真、見せ方を選んでみてください。

共鳴は、がんばるよりもラクで、 でも確実に伝わります。

ではまた。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。