どうも、岩崎です。
あるYouTubeを観ていてこれは大事だなぁと思ったので、ちょっと紹介したいなと思います。
あなたは、日常生活の中で「気が利かないな」と感じた経験はありませんか? 今日の記事では、そんな日常の出来事から、脳科学の興味深い研究、そして私たちにとっても非常に重要な「視覚」の話をしたいと思います。
電車の中でのできごと
講演者の池谷氏は、電車の中で起きたある出来事を紹介しました。中学生くらいの女の子が、隣に座っていたお年寄りに席を譲るという心温まるシーン。しかし、池谷氏自身を含め、周りの乗客は誰もその状況に気づかず、席を譲ることはありませんでした。
「なぜ私たちは気が利かないのか?」
この疑問を脳科学の視点から解き明かしていきます。
気が利かないのは「気づいていない」から
私たちは、自分が「気が利かない」とは思っていません。それは、そもそも「困っている人がいる」という状況に気づいていないからです。
もし気づいていれば、席を譲るなどの行動を起こすはず。つまり、「気が利かない」のではなく、「気づいていない」ことが問題なのです。
写真を撮るということ – 視覚と脳の不思議な関係
この「気づいていない」という状態を、脳の限界として捉えています。私たちは、視覚や聴覚など、限られた感覚を通して世界を認識しており、全ての情報を把握することはできません。
特に「視覚」は、私たちが世の中を認識する上で非常に重要な役割を果たしています。しかし、私たちが見ている世界は、現実世界の全てではありません。脳は、目から入ってきた情報を処理し、取捨選択することで、私たちにとって意味のある情報だけを意識に上げています。
これは非常に重要なポイントです。私たちが写真を撮る時、カメラのファインダーを通して見ている景色は、現実世界のほんの一部を切り取ったものに過ぎません。しかし、その一部を切り取る行為こそが、写真の面白さであり、奥深さでもあります。
写真は、脳が見落とした世界を切り取る
写真家は、脳が見落とした瞬間、見過ごされた美しさ、隠された感情を切り取ることで、新たな世界を創造します。それは、まるで脳の限界を超え、新たな感覚を手に入れるような体験と言えるでしょう。
池谷氏の研究は、脳科学の視点から、私たちがいかに世界を限定的にしか認識していないかを示唆しています。そして、写真教室の活動は、その限定された認識を超え、新たな世界を創造する可能性を秘めていると言えるでしょう。
まとめ
「気が利かない」という問題は、実は脳の限界と深く関わっているのです。しかし、脳科学の進歩、そして写真を撮るという行為は、そんな限界を超える可能性があります。
脳の不思議さと可能性、そして写真の持つ創造性を感じていただければ幸いです。
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