毎回ゼロから書かない。プロンプトの「型」を先に作っておく

この記事の要点

  • 同じタイプの作業を頼むときは、毎回文章をゼロから考えるより「型」を使い回すと速いです。
  • 型には「目的」「前提条件」「出力形式」の3つを最低限入れておくと安定します。
  • 型は一度作って終わりではなく、使うたびに少しずつ育てていくものです。

どうも岩崎です。

今日はプロンプトの「型」の話です。

ブログの構成を考えてもらう、メールの返信文を作ってもらう、議事録をまとめてもらう。こういう、内容は違っても形が同じ作業って、実はけっこう多いんですよね。これを毎回一から状況を説明して頼んでいると、地味に時間がかかりますし、その日によって説明の粒度がバラついて、結果の精度も安定しません。

型に入れておきたい3つの要素

型として最低限入れておきたいのは、次の3つです。

  • 目的:何のために、誰に向けて作るものなのか
  • 前提条件:守ってほしいルールや、逆にやってほしくないこと
  • 出力形式:文章の長さや、見出しの有無、口調など、どんな形で出してほしいか

この3つをあらかじめ決めておくだけで、毎回の指示がぐっと安定します。より詳しい設計のコツは、Anthropic公式のプロンプトエンジニアリングガイドにもまとまっています。

型は一度作って終わりじゃない

最初から完璧な型を作ろうとする必要はないです。使ってみて、思った通りの結果にならなかった部分があれば、その都度型に書き足していけばいいんです。つまり、型は一度作って終わりのものじゃなくて、使うたびに少しずつ育てていくものだと思っておくと、気持ちが楽になります。

実際にやってみて

私も、撮影の見積もり返信、ブログのタイトル案出し、お客さんへの案内文など、よく使うお願いごとをいくつか型としてストックしています。返信のたびにゼロから文章を考えていた頃と比べると、対応のスピードがかなり上がりました。しかも型に沿って作った文章は、以前より内容のブレも少なくなった実感があります。以前書いたCLAUDE.mdの記事でも触れましたが、AIに同じ説明を繰り返す手間は、こうした「型」を先に用意しておくことでまとめて減らせます。

毎週のように似た内容を頼んでいる作業があれば、一度その型を書き出してみてください。

それでは!

よくある質問

型はどこに保存しておくのがいいですか?

メモアプリでもドキュメントでもいいので、すぐ開ける場所に一箇所にまとめておくのがおすすめです。探す手間がかかると、結局また毎回考え直すことになってしまいます。

型を作るほどでもない、単発の作業はどうすればいいですか?

単発の作業まで型にする必要はありません。月に何度も繰り返している作業だけを、優先的に型にしていくくらいでちょうどいいです。

型を使うと、AIの回答が毎回同じような内容になりませんか?

型が固定するのは「目的」「前提条件」「出力形式」といった骨組みの部分だけです。実際に扱う内容はそのつど変わるので、回答が単調になるわけではありません。

P.S.

普段は写真の撮り方について書いているブログですが、プロンプトの「型」を用意しておく感覚は、撮影前に構図やカメラの設定を決めておくことに似ています。現場であれこれ迷わずに済む分、目の前の被写体やタイミングに集中できるようになります。

いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。