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人に選ばれる情報発信とは?心に響く言葉を届ける方法

どうも、岩崎です。

最近、「これからは個の時代だ!」なんてフレーズをよく耳にしますよね。でも、ちょっと立ち止まって考えてみてほしいんです。個の時代だからといって、何を言っても自由、何をやってもOK、というわけではないですよね?

たとえば、200年前は「土の時代」と呼ばれ、所有することが満足感の源でした。不動産や高級品を持つことが成功の証だったわけです。でも、今の時代はどうでしょう?「所有」よりも、「必要なときに利用できる柔軟性」が求められるようになりました。UberやAirbnbなんかがその代表例ですね。

こうした変化の中で、「こんな悩みを抱えているなら、この商品がピッタリです!」という押し付け型のセールスは、少しずつ通用しなくなってきています。

「セールスレターは悩みから書き出すのが鉄則」と言われていた時代もありましたが、今はそれだけでは不十分なんですよ。ただ悩みを箇条書きするだけじゃなく、相手の価値観や生き方を尊重したアプローチが求められています。

では、どうすればいいのか?そのためには、「人がどう感じるか」「どう受け取るか」を理解することがポイントです。これを間違えると、せっかくの発信が相手に届かないどころか、逆効果になってしまうこともあります。

そこで今回は、「人の心にスッと届く発信のコツ」を、一緒に探っていきたいと思います。

人の心に影響を与える「見えない力」

個の時代だからこそ、発信内容をどう感じてもらうかが大切になってきます。でも、ここで気をつけたいのが、人の選択や行動には、自分でも気づいていない「見えない力」が大きく影響しているということ。

たとえば、コンビニのレジ横に置いてあるお菓子やドリンク。気づいたら手に取っていることってありますよね?店員さんに勧められたわけでもなく、何となく「ついでに買っちゃおう」と思った経験、あるんじゃないでしょうか。

こういった行動は、表面的には自分で選んでいるように見えますが、実際には過去の経験や周りの環境、さらにはその時の雰囲気など、さまざまな要素が絡み合っています。つまり、自分の意思だけでコントロールできているわけではないんです。

だからこそ、情報を発信する側としては、この「見えない力」をどう扱うかが重要になってくるんですね。

人が無意識に持つ2つの特徴

ここで押さえておきたいのは、人間が無意識の中で持っている次の2つの特徴です。この特徴は、心理学で言われる「コンフォートゾーン」や「ホメオスタシス(恒常性)」とも深く関わっています。

1. 変化を恐れる(コンフォートゾーン)

人間は本能的に、現状の「快適な領域(コンフォートゾーン)」から出ることを恐れます。この傾向は、「変化=危険」という過去の生存本能から来ています。

たとえそれが良い変化だとしても、ホメオスタシス(体や心の状態を安定させようとする仕組み)が働き、「本当に大丈夫かな?」と無意識にブレーキをかけてしまうんですね。

2. 決めつけられると反発する(自己決定欲求)

「あなたはこうすべきだ」「これが正しい」といった決めつけに対して、人は無意識に反発します。この反応もホメオスタシスの一種で、「外部からの指示や圧力に対抗して、自分の選択を守りたい」という心理が働くからです。

人は自分のことを自分で決めたいという強い欲求(自己決定欲求)を持っています。そのため、押し付けがましい発信は逆効果になることもあるんです。

人の心に届く情報発信のコツ

では、この2つの特徴を踏まえた上で、どんな発信をすれば良いのか、一緒に考えてみましょう。

1. 変化を強調しすぎない

例えば、あなたが「変化を恐れる気持ち」を理解した上で発信するとしたら、どんな表現が良いと思いますか?

「劇的に変わる!」のような派手な表現ではなく、もっと穏やかで安心感のある言葉を選ぶとしたら……?少しだけ考えてみてください。

2. 選択肢を与える

「こうしなければいけない」という強制的な言い回しではなく、相手に選択肢を与えるとしたら、どんな言葉が浮かびますか?

「もし興味があれば…」「こんな選択肢もあります」といった柔らかな表現の方が良さそうですが、あなたならどう伝えますか?

3. 「本来のあなたは素晴らしい」というメッセージを伝える

現代では、「自分らしく生きたい」という思いがますます強くなっています。

ここで、「本来の自分を大事にする」発信をするとしたら、どんなメッセージが良いと思いますか?自分の仕事や状況に置き換えて考えてみてください。

自分の仕事や状況に置き換えて考える

例えば、あなたが美容系の仕事をしているとしましょう。「本来の美しさを引き出す」というテーマで考えると、どんな言葉が相手の心に響くでしょうか?

あるいは、教育やスキルアップを提供している場合、「眠っている才能を呼び覚ます」ためには、どんな表現が適切だと思いますか?

一つの正解にこだわらなくて大丈夫です。あなた自身の仕事や提供する価値に応じて、自然としっくりくる言葉が見つかるはずです。

まとめ

これからの時代、「変化を恐れる心」「決めつけられたくない気持ち」を理解し、それに寄り添う発信が求められます。そして、何より大切なのは「本来のあなたは素晴らしい」というメッセージを伝えること。

ぜひ、自分の仕事に置き換えて、「心に響く発信の形」を探してみてください。考えた先に見えてくる答えは、きっとあなたの発信をより魅力的にしてくれるはずです。ではまた!


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。

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