この記事の要点
- 自己効力感とは、自分なら状況を動かせる、乗り越えられると思える感覚のことです。
- この感覚が高い人は、脅威に飲み込まれにくく、実際の行動力や対応力も上がりやすいです。
- 自己効力感は、生まれつきだけで決まるものではなく、後からでも育てていけます。
どうも岩崎です。
今日は自己効力感の話をします。
ちょっと聞き慣れない言葉かもしれませんが、かなり大事な感覚なんですよね。
しかもこれ、ただ気持ちの持ちようの話ではなくて、実際の能力や行動までかなり変えてしまう力があります。
今日はその話です。
脅威に飲み込まれる人と、踏みとどまれる人の差
たとえば今、かなりの修羅場に立たされているとします。
目の前に大きな脅威がある。失敗したらまずい。逃げたくなる。そういう状況ですね。
こういう時に、自分の中にある力を信じられないと、脅威はどんどん大きく見えてきます。
その結果、気持ちまで持っていかれて、身動きが取れなくなるんですよね。
まだ何も終わっていないのに、頭の中で先に負けてしまう感じです。
自分なら何とかできると思えると、心のハンドルを握られにくくなります
逆に、物事は自分の力で何とかできると思えていたらどうなるか。
もちろん不安はゼロにはならないです。でも、その不安に全部を支配されにくくなります。
平常心を取り戻しやすいですし、意欲も戻りやすい。
つまり、脅威に心のハンドルを握らせずに済むわけです。
この差って、かなり大きいですよね。
この感覚を、自己効力感と言います
この、自分の力で状況を切り開いていけると思える感覚のことを、自己効力感と言います。
自分ならできる、自分なら乗り越えられる、自分が動けば状況は変わる、そういう感覚ですね。
ここが高い人は、同じ能力でも結果が変わりやすいです。
なぜかというと、そもそも行動量も対応の質も変わるからです。
思考が先に変わると、実際の対応力まで変わってきます
ここが面白いところなんですが、自己効力感って、ただ気分が前向きになるだけではないんですよね。
思考が先に変わると、そのあとに行動が変わる。行動が変わると、実際の対応力や結果まで変わってくる。
つまり、根拠のある能力があるから自信が持てるだけではなくて、自信が先にあることで能力まで引き出されることがあるわけです。
これはかなり大きいと思います。
自己効力感が低いと、持っている力まで出しにくくなります
逆に言えば、自己効力感が低いと、本来持っている力まで出しにくくなります。
どうせ無理だと思っていたら、試す前に止まる。途中で諦める。工夫もしなくなる。
そうすると、実力不足というより、自分の思考で自分の力にフタをしている状態になりやすいんですよね。
かなりもったいないです。
環境や教育の影響はたしかに大きいです
もちろん、この自己効力感は、育ってきた環境の影響をかなり受けます。
小さい頃から否定され続けた人、自分で決める経験が少なかった人、失敗ばかり責められてきた人は、この感覚が育ちにくいことがあります。
なので、自己効力感が低いことを本人の甘えだけで片付けるのは、かなり雑なんですよね。
背景には、環境や教育の影響があることも少なくないです。
でも、後からでも十分育てていけます
ただ、ここで大事なのは、自己効力感は後からでも育てられるということです。
たとえ教育や環境や遺伝に恵まれなかったとしても、そのあとにこの感覚を手に入れて、大きく変わった人はいくらでもいます。
だから、今どんな状況にいても手遅れではないんですよね。
ここはかなり大きな希望だと思っています。
撮影の現場でも、この差はかなりはっきり出ます
私も撮影の現場で、これを何度も感じています。
たとえば機材トラブルとか、急な天候の変化とか、現場では必ず何かしら想定外が起きます。
そういう時に、もう無理だ、という思考が先に来ると、本当に何もできなくなるんですよね。
判断が止まるし、手も止まるし、結果もそのまま悪い方向に行きやすいです。
なんとかできると思うと、その場のアイデアまで変わってきます
でも逆に、なんとかできる、と思えている時は違います。
もちろんトラブル自体は嫌です。でも、自分の力を信じていると、その場での対応力やアイデアが不思議と出てくるんですよね。
急に腕前が上がったわけではないです。
思考が先に変わって、そのあとに実際の能力が引き出される感じなんです。
ここが、自己効力感のかなり面白いところだと思うわけです。
最初は、根拠のない自信からでもいいです
自己効力感って、最初から立派な実績がないと持てないわけではないんですよね。
根拠のある自信が育つのはもちろん理想です。
でも最初は、根拠のない自信からでもいいと思っています。
自分なら何とかなるかもしれない。今はまだ弱くても、いずれできるようになるかもしれない。そうやって少しでも自分を信じることから始める。
その感覚が、あとから本当の経験と結びついて強くなっていくんですよね。
自己効力感がある人は強い。思考ひとつで能力まで変わっていきます
自己効力感というのは、自分なら状況を変えられる、乗り越えられると思える感覚です。
これがあると、脅威に飲み込まれにくくなりますし、実際の行動量や対応力まで変わってきます。
逆にここが弱いと、持っている力まで出しにくくなりやすいです。
でも、この感覚は後からでも育てられます。
まずは、自分なら何とかできるかもしれない、と少し思ってみる。そこから始めるだけでも、かなり違うんじゃないかなと思います。
それでは。
よくある質問
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自己効力感と自信は同じですか?
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かなり近いですが、自己効力感は特に、自分なら状況を動かせる、乗り越えられると思える感覚を指します。単なる気分より、行動に直結しやすいのが特徴です。
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自己効力感が低い人は、もう遅いのでしょうか?
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そんなことはありません。環境の影響はありますが、自己効力感は後からでも育てていけます。小さな成功体験や、少し自分を信じる感覚の積み重ねがかなり大事です。
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根拠のない自信でも意味はありますか?
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最初の入口としてはかなり意味があります。根拠のない自信が行動を生み、その行動があとから本当の経験や実力につながることはよくあります。
P.S.
駆け出しの頃は、機材トラブルが起きるたびにかなりパニックになっていました。でも今は、ある程度何が起きても対応できる感覚があります。この差って、単純なスキルの差だけではなく、経験を通して積み上がった自己効力感なんだろうなと思っています。
