やる気が出ない時は「ご褒美」を先に決める。自分を動かす報酬の使い方

この記事の要点

  • やる気が出ない時は、意志を強くするより「終わった先に何があるか」を先に見えるようにします。
  • ご褒美は高価なものでなくても、自分が楽しみにできるものであれば十分です。
  • 大きな目標だけでなく、小さな区切りにもご褒美を作ると、行動を続けやすくなります。

どうも岩崎です。

今日は、自分を動かすための「ご褒美」の話です。

やらなきゃいけないことは分かっている。

締め切りも分かっている。

やった方が自分のためになることも分かっている。

なのに、なぜか動けない。

こういうことってありませんか?

私はあります。

面倒な仕事ほど、「早くやった方が楽なのにな」と自分でも分かっているのに、なかなか始められないんですよね。

こういう時に、「自分は意志が弱い」「もっと気合いを入れないと」と考える人は多いと思います。

でも、私はそれだけではないと思っています。

人間って、嫌なことを避けるのは得意なんです。

反対に、その先に楽しみが見えていると、同じ作業でも少し動きやすくなります。

だったら、意志の力だけで自分を動かそうとするより、先に「動きたくなる前提」を作った方がいいですよね。

そこで使えるのが、ご褒美です。

人は「その先にあるもの」で動きやすくなる

例えば子どもの頃、「宿題が終わったらゲームしていいよ」と言われたことありませんか?

宿題そのものが急に楽しくなったわけではありません。

でも、その先にゲームがあると、少し動きやすくなります。

大人でも基本は同じだと思うんですね。

この仕事を終えたら、好きな店に行く。

ここまでできたら、新しい服を買う。

今月の目標まで進んだら、旅行へ行く。

そういう「先にある楽しみ」が見えているだけで、目の前の面倒なことへの感じ方が少し変わります。

心理学や神経科学でも、人は報酬そのものだけでなく、「これから報酬が得られる」という予測にも反応することが分かっています。

つまり、ご褒美を受け取った瞬間だけではなく、「終わったらあれがある」と期待している時間そのものが、行動の後押しになり得るんですね。

「やるべき理由」だけでは人はなかなか動かない

これ、商売にも似ています。

「これは必要です」

「やった方が得です」

「今やらないと困ります」

そんなことをいくら説明しても、人は必ずしも動きません。

なぜなら、人は理屈だけで動いているわけではないからです。

「それをやった先に、どんな良いことがあるのか」が見えた時に、初めて行動が現実味を持ってきます。

自分を動かす時も同じです。

「やるべきだからやる」だけではなく、「これを終えたら自分に何を返してあげるか」まで考えておく。

要するに、自分自身にもベネフィットを見せるわけです。

ご褒美は大きくなくていい

ご褒美というと、高いものを買ったり、旅行に行ったりするイメージがあるかもしれません。

もちろん、それでもいいです。

でも、毎回そんなことをしていたら、お金がなくなりますw

なので、私はご褒美を大きさで分けて考えた方がいいと思っています。

小さな仕事には、小さなご褒美。

大きな仕事には、大きなご褒美です。

例えば、

  • この資料を作り終えたらコーヒーを飲む
  • 今日の仕事が終わったら好きな映画を見る
  • 今週の仕事が全部終わったら好きな店へ行く
  • 大きな案件を納品したら欲しかったものを買う

このくらいでいいんです。

大事なのは、金額ではありません。

自分が「あ、それ楽しみだな」と思えるかどうかです。

大きな目標だけにご褒美を置かない

ここは結構大事なんですが、ご褒美を遠くに置きすぎない方がいいです。

例えば、「年間目標を達成したら旅行へ行く」と決める。

これは悪くありません。

でも、達成まで10か月あるなら、今日の面倒な仕事を動かす力としては少し遠いですよね。

そこで、大きなご褒美の途中に、小さなご褒美を置きます。

今日ここまでできたらこれ。

今週ここまでできたらこれ。

今月ここまでできたらこれ。

その先に大きなご褒美を置く。

前回、大きな仕事を小さなタスクへ分ける話をしました。

あれと同じで、ご褒美も小さく分けておいた方が、目の前の行動と結びつきやすいんですね。

先にご褒美を決めるのがポイント

仕事が終わってから「頑張ったから何か買おう」でもいいんですが、今回の目的は自分を動かすことです。

なので、できれば始める前に決めます。

「これが終わったら、これをする」

ここまでセットにしてから始めるんです。

そうすると、目の前には嫌な仕事だけがある状態ではなくなります。

嫌な仕事の少し先に、楽しみが見える状態になります。

昔から「馬の鼻先に人参をぶら下げる」なんて言いますけど、あれを自分でやるイメージですね。

誰かに人参を用意してもらうのではなく、自分で用意する。

これなら、自分の好きな人参を選べますw

ご褒美を想像するところまでやる

ご褒美を決めたら、私は少し想像するのもいいと思っています。

旅行なら、どこへ行くのか。

何を食べるのか。

欲しいものなら、買ったらどう使うのか。

頭の中で具体的にしていきます。

単に「ご褒美があります」と言葉で決めるより、楽しみが具体的になるからです。

ただし、これも「想像すれば願いが叶う」という話ではありません。

ご褒美を具体的に感じられる状態にして、今の行動とつなげるという話です。

撮影でも「終わった先」を作っておく

私も、撮影や納品が大変な案件では、終わった後の楽しみを決めることがあります。

「この仕事が終わったら、気になっていたものを見に行こう」

「ここまで終わったら、好きな場所へ写真を撮りに行こう」

そんな感じです。

撮影自体が嫌いなわけではありません。

でも、何日も準備が続いたり、大量の写真を処理したり、納品まで作業が続けば、しんどい部分もあります。

そういう時に、仕事の先が「ただ終わるだけ」だと少し寂しいんですよね。

終わった先に自分の楽しみがある。

そう考えると、同じ作業でも向き合い方が少し変わります。

ただし、ご褒美で自分を縛らない

ここまでご褒美の話をしてきましたが、一つ注意したいことがあります。

何でもかんでも「できなかったらご褒美なし」と厳しくしすぎないことです。

ご褒美が罰ゲームみたいになったら、本末転倒です。

体調が悪い日もあります。

予定外の仕事が入る日もあります。

自分ではどうしようもないこともあります。

なので、ご褒美は自分を追い込むための道具ではなく、自分を前へ動かしやすくする仕組みとして使った方がいいです。

できなかった自分を罰するより、どうすれば次は動きやすくなるかを考える。

その方が長く使えると思います。

やる気を待つより、動きやすい前提を作る

結局、今回も前提の話なんですよね。

「やる気が出たらやる」ではなく、やる気が出やすい状態を先に作る。

大きな仕事なら、小さく分ける。

集中できないなら、環境を変える。

動きたくないなら、その先に楽しみを置く。

自分を根性でねじ伏せるのではなく、自分が自然に動きやすい仕組みを作るわけです。

私はこちらの方が、人間らしいと思っています。

やる気が出ない仕事があるなら、「どうしたら自分は頑張れるか」ではなく、「これを終えたら何があったら嬉しいか」を一度考えてみてください。

そして、そのご褒美を先に決めてから始めてみる。

それだけでも、最初の一歩が少し軽くなるかもしれません。

それでは!

よくある質問

ご褒美を用意すると、本当にやる気は出やすくなりますか?

すべての人や仕事で同じ効果が出るわけではありませんが、報酬を予想することは動機づけや努力に関係することが研究されています。自分が楽しみにできるものを、目の前の行動と結びつけて試してみるのがいいと思います。

どんなものをご褒美にすればいいですか?

金額よりも、自分が楽しみにできるかどうかで選びます。好きな飲み物、映画、外食、趣味の時間など、小さなものでも構いません。大きな目標には、旅行や欲しかったものなど少し大きなご褒美を設定する方法もあります。

ご褒美がないと動けない人になりませんか?

すべての行動にご褒美を付ける必要はありません。特に着手しにくい仕事や、長く続ける必要がある仕事の補助として使うのがおすすめです。慣れてきたら、ご褒美の頻度や大きさを調整すれば十分です。

P.S.

カメラやレンズは、ご褒美としては少々危険ですw 「この仕事が終わったら買う」を繰り返していると、仕事は進みますが機材は増えます。ただ、自分が何を楽しみにして動く人間なのかが分かっているのは、結構強いことだと思っています。自分の扱い方を一番よく知っているのは、自分でいたいですよね。

いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。