セミナーでお客さんを獲得する際に、まず考えなければならないのは、「必要性」をどう伝えるか、ということです。
これまで100以上のセミナー撮影や運営サポートを行ってきましたが、売れるセミナーは例外なく、「必要性」をしっかりと伝えています。では、なぜこの「必要性」を伝えることが重要なのでしょうか?
簡単に言えば、商品やサービスがどれだけ優れていても、参加者がその必要性を感じなければ、購入には至りません。人は自分にとって本当に必要なもの、価値があるものしか買わないからです。
だからこそ、セミナーでは「なぜそれが必要なのか?」をしっかりと説明しなければなりません。この一歩を怠ると、せっかくのセミナーもただの情報提供で終わってしまいます。
「なぜ、それが必要か?」
では、どうやってこの必要性を伝えればいいのでしょうか?
実は、これにはシンプルな方法があります。参加者に、「なぜ、それ(考え方や商品)が必要なんですか?」と問いかけるのです。この質問を投げかけるだけで、参加者の問題意識が高まり、商品やサービスの必要性、そしてあなたの考え方の正当性を自然と感じてもらうことができます。
ここで重要なのは、参加者が「今のままだとどうなるのか?」を理解することです。たとえば、「今のままでは、〇〇な問題が発生します」と伝えることで、現状に対する危機感を抱かせます。ただし、煽るのではなく、事実を正確に伝えることがポイントです。
問題を解決する手段としての商品
このプロセスを通じて、参加者は問題を解決するための手段として、あなたの商品やサービスに興味を持ち始めます。
問題意識が高まると同時に、その解決策としての商品の必要性も徐々に芽生えてくるのです。ここで大切なのは、参加者が「なぜこれが解決策として有効なのか?」を理解することです。
考え方の正当性の立証
商品やサービスを売るためには、単に「商品」を売るだけでは不十分です。その背後にあるあなたの考え方やアイディアを理解してもらうことも重要です。
たとえば、「糖質ダイエットの個別サポート」を売りたい場合、「糖質制限」という考え方の正当性を参加者に理解してもらう必要があります。「数ある方法の中で、なぜ糖質制限が最も有効なのか?」という点をしっかりと教育しなければなりません。
これができていないセミナーは少なくありません。だからこそ、この部分をしっかりとカバーすることが、セミナーでの成功につながるのです。
まとめ
セミナーは、スモールビジネスにとって強力なツールです。しかし、参入者が増えれば増えるほど、その内容が重要になります。
単なるノウハウの質だけではなく、参加者が「これが欲しい!」と思えるようなシナリオ作りが求められます。
商品やサービスの必要性をしっかりと伝え、あなたの考え方の正当性を立証する。この2点をセミナーの中でしっかりとカバーすることで、顧客教育から販売へのステップを強化することができます。
さらに、これらの要素を具体的な例やストーリーを通じて伝えることで、参加者に深い納得感を与えることができるでしょう。
ぜひ、このアプローチを次のセミナーで試してみてくださいね。
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