どうも岩崎です。
この前、書店で隣にいた方があるビジネス書を手にとって、こんなことをつぶやいてたんです。
「300ページか…読み切れるかなあ」って。
で、わかるわ〜と思いました。
実際、私も昔は「本は1ページ残さず読むべき」って思ってましたし、途中でやめるのはなんか負けた気がするとか思ってました(笑)
でもそれって、ただの完璧主義なんですよね。

読書スピードの遅さは「性格」ではない
「私、読むのが遅くて…」って相談をされることがあるんですが、よくよく聞くと、読むスピードが遅いんじゃなくて、読書に対して変なハードルを設定してるだけのケースが多いんです。
- 飛ばし読みはNG
- 線を引きながら読まなきゃいけない
- 感想はちゃんとまとめておくべき
みたいな、誰が決めたの?みたいなルール。
でもそれ、本を読むたびに無駄に緊張しちゃう原因です。
写真と一緒で「全部」を撮る必要なんてない
私は写真もやってるんですが、よくある初心者さんの悩みが「全部をちゃんと写さなきゃ」ってやつなんですよね。
でも、それって構図が散らかるだけなんです。
本当に伝えたいのは、この一瞬、この空気、この表情…
読書も一緒で、「全部をしっかり読まなきゃ」は逆に本質がボケるんです。
むしろ、「あ、ここいいかも」っていうところにピント合わせて、そこだけ撮る(読む)くらいでいい。
読書には「捨てる力」が必要
読書が遅くなるのは、情報を全部拾おうとしてるからです。
でも、正直そこまでする必要ないです。
料理にたとえるなら、「冷蔵庫の中の全部を一気に使おうとしてる」みたいなものです。
でも本って、必要なところだけ取り出せばOKなんですよ。
「このページ、今の自分には関係ないな」と思ったら、飛ばす。
「ちょっと難しいな」と思ったら、無理して読まなくていい。
雑誌みたいに読んでいい
読書って、雑誌読むのと近いんですよ。
最初から順番に全部読まなくてもいいし、「あ、ここだけ読んどこ」って感じで気軽に付き合っていい。
それくらいの温度で向き合ったほうが、読むスピードも上がるし、なにより読書が楽しくなります。
「ちゃんと読まなきゃ」はブレーキ
真面目な人ほど、「せっかく買ったんだからちゃんと読もう」とか「途中でやめたら失礼かな」と思いがちなんですけど、
本って、こっちが選んでいいんですよね。
読むかどうかの主導権は、自分にある。
写真と同じで、「これ残したい」と思ったところに集中すればいい。
全部が残す価値あるわけじゃない。そう思えたら、読書はもっと自由になります。
P.S.
ちなみに私は今でも、2〜3ページ読んで「うーん、違うな」と思ったら、その本はサクッと閉じます。
そしてたまに、また読み返すこともあります。
必要なタイミングで必要なページが読めれば、それでOKです。
読書って、料理本と同じなんですよ。
カレーを作っている時に、「肉が先か?野菜が先か?」「ルーを入れてから火を止めるのか?火を止めてからルーを入れるのか?」って悩んだときだけ、パッと開いてレシピを確認する。
それと同じ感覚で、「あれ?これってどうすればいいんだっけ?」って時だけ開いて、答えになりそうなページを読めばいい。
1冊ぜんぶマスターしなくても、必要な時に、必要な場所だけ見れば十分。
読書も、カレーも、ちゃんと作るよりうまくできればOKなんです。
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