どうも、岩崎です。
前回は、仕事を絞り込んで結果を最大化するためのシンプルなアプローチというトレードオフの考え方についての話でした。では、実際にどんな場面でトレードオフを使うのか?についてのお話です。

ある日、あなたの会社にSNS広告を導入するという話が持ち上がりました。最近、競合他社がSNSでの集客に成功している様子を見て、自社でも取り組むべきかと気になり始めていたところです。今までオフライン広告に頼って安定した成果を出してきたけれど、新しいチャレンジをするなら、どこかのリソースを削らなければならない。
「オフライン広告を減らしてSNSに投資すべきか?それとも、これまで通りの安定した手法を続けるか?」
目の前にある2つの選択肢。
どちらも一長一短があり、決断に迷う状況です。
これは、ビジネスにおける「トレードオフ」の典型的な例です。どちらかを選べば、もう一方を諦めることになる。
あなたは、この決断をどうやって下すべきかを、真剣に考え始めます。
ある日、あなたは選択を迫られる
あなたは今、新しいSNS広告キャンペーンを導入するかどうか悩んでいます。
これまでの広告戦略は、オフライン広告がメインでした。地元のお客さん層にしっかり届いているため、それなりに安定した成果を出しています。
でも、最近の市場ではSNSを活用したマーケティングが急速に成長しているのを感じています。もしSNS広告を導入すれば、若い世代のお客さん層にアプローチできるチャンスが広がるはず。
けれど、問題はリソースです。
SNS広告に投資するためには、今行っているオフライン広告の予算を削減する必要があるかもしれません。今、あなたは目の前にある2つの選択肢に直面しています。
「オフライン広告を続けるか、それともSNS広告に切り替えるか?」
どちらかを選べば、もう一方のリソースは削られる。これがビジネスのトレードオフの瞬間です。
決断の時が来た
オフィスで考え込みながら、あなたは過去の実績データを確認します。
オフライン広告は確実に効果を出してきたけれど、成長率は鈍化しています。
一方で、SNS広告は競合が次々と成功しているように見えます。ここで冷静になるために、あなたは一歩引いて考えます。
SNS広告でどれだけリターンが期待できるのか?
オフライン広告の安定した成果を捨てるリスクはないのか?
結局、あなたは試験的に少額の予算でSNS広告を開始し、その成果をモニタリングすることにしました。
もしSNS広告が成功すれば、そのままリソースをSNSにシフトし、より大きな投資を行う計画です。
このようにして、あなたはリソースの最適な使い方を少しずつ見極めながら、慎重にトレードオフを実行していきます。
あなたの業務に取り入れる具体的なアクション
トレードオフ思考を日常業務に取り入れるために、次の具体的なアクションを試してみてください。
- まず、自分の業務で何を得るために何かを捨てる必要があるかをリストアップしましょう。例えば、新しい施策を導入する際に何を削るか考えてみてください。
- リストアップしたタスクの中で、どの作業が最も効果的で、どれを削減できるかを判断します。ROIやKPI、タイムトラッキングなどのツールを活用して、データに基づいたトレードオフを行いましょう。
トレードオフは一見難しい決断に思えるかもしれませんが、冷静にデータを見て、ビジネスの長期的な成長を考慮すれば、きっと最適な選択ができるはずです。
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