この記事の結論
- ストーリーにすると、それだけで「見やすい・読みやすい・追いやすい」構造になる。
- ストーリーは順番が決まっているので、論理をそのまま流れに乗せられて分かりやすくなる。
- 商品説明やノウハウ説明の前に、まずストーリーで枠組みを作っておくと、その後のすべてが伝わりやすくなる。
どうも岩崎です。
私は、どんな文章を書くときも、ほぼ反射的にストーリーを意識しています。メルマガでも、ブログでも、セールスレターでも、講座のカリキュラムでも。極端な話をすると、チェックリストやQ&Aですら、できるだけストーリー寄りにしたいくらいです。
理由は、冷静に考えれば考えるほど「ストーリーにするメリット」が多すぎるからです。今日はその中でも、いちばんベースになる「見やすい・読みやすい」と「論理も分かりやすい」という2つの話に絞って整理してみます。

ストーリーにすると、それだけで読みやすくなる理由
まず大前提として、人はそんなに集中して文章を読みません。私自身もそうですが、スマホで記事を開いた時点で「今ちょっと時間あるし読んでみようかな、でもつまらなそうならすぐ閉じよう」くらいのテンションで読み始めていると思います。
ここで、いきなり「ストーリーが重要な理由は7つあります。1つ目は…」と要点から入ると、頭には入るのですが、心が温まらないんですよね。一方で「昔、こんなことがありまして」と始まる文章だと、とりあえず続きが気になる。これは内容の良し悪し以前に、ストーリーそのものが「次に何が起きるか知りたくなる形」になっているからです。
ざっくり分けると、ストーリーにはだいたいこんな流れがあります。
- 以前はこうだった(ビフォー)
- こんな出来事が起きた(きっかけ)
- こんな行動をした(挑戦・試行錯誤)
- その結果こうなった(アフター)
人はこの流れを見せられると、「この人、最初どういう状態だったんだろう」「なんでそうなっちゃったんだろう」「そこで何をしたんだろう」「結果どうなったんだろう」と、勝手に先を知りたくなります。つまりストーリーは、それだけで読者の脳に「続きが気になる」というレールを敷いてくれる構造になっているわけです。
なので、同じ内容でも「結論だけを順番に並べた文章」と「ストーリーで流れを作ったあとに結論を整理した文章」では、後者の方が圧倒的に読みやすくなる、というのが私の実感です。
ストーリーは、そのまま「論理の器」にもなる
次に、よくある誤解として「ストーリーは感情のものだから、論理とは別でしょ」という考え方があります。これも、私は少し違うと思っています。むしろ、きちんと作られたストーリーほど、論理をそのまま流し込める器になると感じています。
昔、私自身がガチガチの解説だけでメルマガを書いていた時期があります。テクニックだけを順番に並べて「これとこれとこれをやればうまくいきます」という、教科書っぽい文章です。そのときは書いている自分としては「これだけ分かりやすく書いているんだから、伝わるはずだ」と思っていました。
でも、反応は正直微妙でした。質問が来ても「結局、私の場合は何からやれば良いですか?」「この部分は、うちのビジネスだとどうなりますか?」という、自分ごとへの変換をこちらに丸投げされる相談が多かったんです。
そこで、ある時から「まずは自分やクライアントの実体験から話す」というスタイルに変えてみました。例えば「最初はこういう状態だった」「こんな勘違いをしていた」「こんなきっかけで考え方が変わった」「こういう順番で試していった」「その結果、こう変わった」という流れでストーリーを先に置き、そのあとに「だから、このケースではまずこの3ステップからやると良いです」と論理を整理するようにしたわけです。
すると同じ内容でも、「具体的にイメージできました」「自分のケースに置き換えやすかったです」「最初の話が、自分の今の状況と重なりました」といった反応が増えました。このときに感じたのは、ストーリーは論理を理解するための「前提の枠」を作ってくれるということです。
何の前振りもなく論理だけを並べられると、読む側の脳は「これはどんな状況の話なのか」「誰の話なのか」「自分と関係あるのか」といった前提情報を、自分で想像しながら読み進めないといけません。逆に、具体的なストーリーが先にあると、その前提はストーリー側で全部補ってくれます。だから、その後に出てくる論理は「ああ、さっきの話を整理すると、こういう順番になるのね」とスッと入ってきやすくなるわけです。
まずストーリーで「枠」を作ってから、論理を置く
なので私が文章を書くときは、「いきなり論理から入るパターン」と「ストーリーで枠を作ってから、論理を置くパターン」を意識的に切り替えています。特に、メルマガやブログのような最初の接点、商品説明前の導入パート、プロフィールや自己紹介ページのような部分では、「いきなり論理」ではなく、ストーリーで枠を作ることをかなり意識しています。
それだけで「読みやすくなる」「論理も入ってきやすくなる」「何より自分ごととして想像しやすくなる」という三つの効果がセットでついてくるからです。ストーリーは感情だけのものではなく、「読みやすさ」と「わかりやすさ」を同時に底上げしてくれる、かなりコスパの良い土台だと思っています。
ではまた。
P.S.
ここまでそれっぽくストーリーの話を書いておいて何なんですが、私自身、日常会話では「説明が下手だ」と言われることがあります。家族に何かを説明するときも「で、結局どういうこと?」とツッコまれることが多いので、人間、仕事でやっていることと生活のスキルはまた別物だなと痛感しています。
なので最近は、家の中ではあまりストーリーを盛らずに、先に結論を言うように心がけています。仕事ではストーリーから、家では結論から。このギャップも含めて、読んでいる方が自分ごととしてクスッとしながら楽しんでもらえたらいいなと思うわけです。
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