どうも、岩崎です。
今回はね、「歯が多いと認知症になりにくい」って話です。
いや、もうほんとそういう時代なんですよ。
歯の本数が、ただの食べるための道具じゃなくて、人生後半の脳の元気さに直結してるっていうね。

昔から「8020運動」ってありましたよね?
80歳で20本以上の歯を残そう、ってやつです。
で、実際どれくらいの人が達成してるのかっていうと、令和4年の調査で約51.6%。
つまり、今では2人に1人が達成できてるらしいです。すごい。
でも今回の話はそこから一歩進んでて、
「歯の本数が多い人ほど、認知症なしで長く生きてる」っていう研究結果が出てるんです。
自立した高齢者 約44,000人を対象に10年間も追跡調査したんですね。
で、分かったのが、
歯が20本以上残ってる人は、1本もない人に比べて──
- 男性で約2年
- 女性で約1.75年
長く「認知症なし」で過ごせるっていう数字です。
さらにいうと、要介護になるまでの期間も、
歯がある人のほうが約1.1年長いっていう結果。
つまり、「噛める」ってことが、
脳にも、身体にも、自立にも影響してるってことです。
これ、めちゃくちゃ面白いですよね。
「足腰が弱ると転びやすくなる」は想像しやすいけど、
「歯が減ると脳の元気が落ちる」って、なかなか実感ないじゃないですか。
でも、よく考えたら納得なんですよ。
例えば、「咀嚼(そしゃく)」って、すごく複雑な動作なんですね。
歯で噛んで、舌でまとめて、飲み込みながら呼吸も調整して…
これ、全部が同時進行なわけです。
つまり、咀嚼って小さな全身運動であり、脳の体操でもあるんです。
歯がなくなるとその刺激も減るし、
やわらかいものばかりになって、噛む回数も減る。
結果、脳がサボりがちになるわけです。
じゃあ何をすればいいか?
答えはシンプル。
今ある歯を大事にする。これに尽きます。
- 歯科の定期検診に行く
- フロスをサボらない
- 噛むことを意識する食事をする(干物や根菜、ナッツとか)
- 夜のジュースとお菓子はなるべく避ける
そんなに大変なことじゃないですよね。
でも、これを続けるのが一番難しい。
私はというと、
半年に1回の歯科健診を毎回ギリギリまで忘れてるタイプなんですが、
今回の研究読んでからは、ちゃんとカレンダーに入れるようになりました。
なにせ、たった1本の歯が、将来の2年間を変えるかもしれないって話ですからね。
「若いときの貯金が、老後の余裕になる」って話はお金だけじゃなくて、
実は歯の貯金も大事なんだなと改めて感じました。
P.S.
ちなみに私の祖父は90歳まで自分の歯でナッツをバリバリ食べてました。
たぶん、あの人の脳は最後までピンピンだった気がします。
歯って、ほんと人生の根っこですね。
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