どうも、岩崎です。
トレードオフってなかなか難しいことではあるけれど、少しでも活用できると思ったような結果を得られる可能性が高まりますので、ちょっとストーリー形式でお届けしますので、読みやすいと思います。
ある日、あなたは会社で新しいプロジェクトの提案を受けます。
このプロジェクト、なかなか魅力的。
新しいマーケティングキャンペーンを導入して、お客さんとの接点を増やそうというアイデアです。でも、そこでふと気がつきます。
今やっている既存のキャンペーンをどうするか?リソースは限られていますから、新しいことをやるなら、何かを削らなければいけない。
ここで直面するのが、まさに「トレードオフ」です。
「新しいキャンペーンを始めたい。でも、どれを削ればいいんだろう?」
まず、あなたが考えるべきは、「この新しいキャンペーンにどれだけの価値があるのか?」ということ。既存のキャンペーンはすでに成果を上げているものもあれば、少しずつ効果が薄れているものもあります。
この場面で、冷静に数字を見てみることが大事です。
「既存の広告は、効果が安定しているけれど伸びしろは少ない。一方、新しいキャンペーンは今後の市場の流れに合っていて、うまくいけば大きなリターンが期待できそうだ。」
ここで重要なのは、どちらが今の状況でより大きなリターンを生むか、見極めること。リソースが無限にあれば両方やりたいところですが、現実はそう甘くありません。
新しいプロジェクトを進めるには、何を捨てるか?
次に、あなたは考えます。「じゃあ、何を削るのがベストか?」
一番削っても影響が少ない部分はどこでしょうか。
ここで「ゼロベース思考」を持ち出してみましょう。
「もし今、このプロジェクトがゼロから始まるとしたら、またこの選択肢を選ぶだろうか?」と自問してみます。
今のキャンペーンが習慣的に続いているだけで、あまり価値を生んでいないのだとしたら、そのプロジェクトはもうやらなくてもいいかもしれません。
「この既存のキャンペーン、過去には効果があったけど、今はそんなに貢献していないな…。新しい施策にリソースを割く方が、結果的にお客さんにもっと響くんじゃないだろうか?」
こうやって、あなたは慎重に考えを進め、新しいキャンペーンにリソースを投入する決断を下します。
トレードオフの結果、長期的な視点でより効果が見込める選択肢を優先することにしたのです。
でも、決断したら終わりではありません。
次のステップとして、「この決断が正しかったか」をモニタリングしていく必要があります。
新しいキャンペーンがどう機能しているか、実際の成果を定期的に見直し、必要に応じて微調整を加えることが大切です。
「この新しい施策、思ったより早く成果が出てきているな!最初は不安だったけど、このトレードオフは正解だったかも。」
KPIを設定し、その数字をチェックしながら進めていけば、間違った方向に行ってしまうことも少なくなりますし、必要なら早い段階で修正することができます。これが、トレードオフ思考の優れた点です。大きなリターンを目指しつつ、過去のやり方に縛られない柔軟な発想でリソースを最適化できるのです。
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