どうも岩崎です。
人の脳は、すべての情報を記憶しているわけではありません。
日々何千もの広告や写真にさらされていても、覚えているのはほんの一部。
じゃあ、何が残って、何が忘れられるのか?
このあいだ、「睡眠中に神経細胞がリセットされる」って研究がニュースになってました。
研究したのは、アメリカ・コーネル大学のチーム。
マウスの脳(海馬)に電極を埋め込んで、学習と睡眠のデータを計測したところ、
記憶の整理が終わったあと、CA2という領域が神経細胞のリセット指示を出していたってのが分かったそうです。
このおかげで、脳は次の日もまた記憶の空き容量を確保して、新しい出来事を覚えられるようになっている。
これ、めちゃくちゃ面白いですよね。

覚えてもらえないきれいな写真の悲劇
例えば、インスタに載ってるオシャレな写真。
センスもあるし、色味も素敵。
でも、「なんか見たことあるな」って感じがしません?
これって、脳が自動的に「記憶リセット」をしてるからなんです。
つまり、インパクトが弱い/個性がない/自分ごとに感じない。
「保存しておこう」「シェアしたい」と思えるビジュアルじゃないと、脳は翌日には忘れちゃう。
じゃあ、記憶に残る写真ってどんなもの?
脳のリセットを突破できる写真って、次の3つのどれかを満たしてることが多いです。
- 共感:これは「自分の話だ」と感じる
- 具体性:「使ってみたい」「食べてみたい」と思える
- 違和感:ちょっとした“ズレ”や“引っかかり”がある
要するに、ちゃんと引っかかる写真が必要ってことです。
そういうビジュアルだけが、脳のフィルターを通過して、記憶に残る。
なんとなく世界観から脱却しよう
今って、ビジュアル=「雰囲気」と思ってる人も多いんですよね。
でも、それだとおしゃれだけど伝わらない。
脳は賢いので、「覚える必要がないもの」はどんどん消していきます。
それよりも、「この写真は、自分に関係がある」と思わせる“何か”があるか?
つまり、「世界観」じゃなくて「意図と設計」。
これがないと、いくらきれいでも意味がないです。
脳はきれいより残したいを選ぶ
睡眠中に脳が「これはもう要らないな」と判断して、リセットしている。
その理屈をマーケティングにも持ち込むと、
記憶に残らないビジュアルは、存在しないのと同じ
ってことになります。
今日お伝えしたかったのは、
どんなに素敵なビジュアルでも、記憶に残らなければ意味がない
ということ。
記憶される写真に共通するのは、伝える意図がはっきりしているという点です。
見た人の頭の片隅に、翌朝ふっと浮かんでくるような。
そんなビジュアルを、あなたの発信にもぜひ入れてみてください。
それではでは。
P.S.
ちなみに私は、毎日7時間寝ても財布とスマホの置き場所だけはリセットされません。寝起きに探す時間でまた記憶が上書きされてます。助けてCA2。
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