買ってもらうためのじゃない。信じてもらうためのビジュアル戦略

どうも岩崎です。

iStockが発表した「2025年マーケティングトレンドレポート」によると、日本の消費者の79%がSNSコンテンツを信用しておらず、「信頼第一」のビジュアル戦略が求められているそうです

私も「売れる写真を教えてください」とよく聞かれますが、まずやることがあるんです。売上の前に必要なのは、信じてもらう体制なんですよね。

人はまず、疑っている

人は、本当に信じているわけじゃないんです。まず疑う。

だからこそ、信頼を築く段階が不可欠です。

いくら商品の性能が良くても、写真で「怪しい」「誰か分からない」って印象を与えたらアウト。

売れるためじゃなく、信じてもらうための道具

写真の役割は明確です

  • 笑顔で誠実さを感じさせる
  • 現場の雰囲気を伝える
  • お客さんとのつながりがわかる

これらが揃って初めて、「この人、大丈夫そう」と思ってもらえるんです。

信頼されない写真は要注意

逆に、以下のような写真には要注意です

  • 人物が映っていない風景や空間の写真
  • どこか分からないイメージ写真
  • 加工しすぎて誰か分からない自撮り写真

これらは雰囲気は良く見えても、信頼にはつながりません。それどころか、警戒される可能性すらあります。

iStockも「完璧よりリアルを重視」と提言

iStockレポートでは、完璧より人間味やリアル感を重視したビジュアルが強みになるとしています。

完璧を求めすぎず、リアルな肌感や実際の場面を見せることで、信頼の下地をつくることができるんです。

信じてもらえる写真を設計する5ステップ

  1. 顔写真:できれば笑顔。雰囲気で安心感を与える
  2. 作業風景:現場が見えれば「本当にやってる」とわかる
  3. お客様の様子:第三者視点が信頼を押し上げる
  4. レビューや声:実際に喜んでいる人が見えると説得力UP
  5. 資格・掲載実績:裏付けがあると安心されやすい

この流れで写真を揃えると、「怪しい」から「安心」に変わり、次へ進んでもらいやすくなります。

売上ではなく「次の一歩」を導くツールに

「売れるビジュアル」は、実は存在しません。

あるのは「信じてもらえるビジュアル」。人は信じた相手からしか買わないんです。

まずは土台。必要なのは「信頼」。そのためのツールとして、写真をちゃんと整えてみてください。

それからSNSに露出するのは、じゅうぶんに信頼を築いてからでOK。焦る必要はありません。

写真が変われば、景色も変わります。土台から丁寧に作っていきましょう。

ではまた。

P.S.

免許証の写真が無表情で笑えました。
やっぱりどんなときも、少しの笑顔が信頼をつくるんですね。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。